誰かに勧められたのか、
何処かで見かけたのか、、
なぜ読もうと思ったのか忘れてしまいましたが
読みました〜
働きざかりの心理学
河合隼雄著 PHP研究所
今の時代も同じ話が
書いてあること
「昔と比べて今は〜」とか
「最近では〜」とか
42年前の「最近」が2024年の今と同じこと、
沢山ありすぎるんですけれど
「働きざかり」として30代40代あたりをメインに取り上げていて、仕事と家庭のバランスや人間関係で苦労し悩む様々なケースを取り上げていました
心理学
親子学
夫婦学
若者学
社会学
例えば
出版当時(42年前!)話題となった事件、
両親を金属バットで殴り殺してしまった息子から見る、家族の問題であったり
いじめや不登校に陥る子どもとその家族の問題や
離婚を考える熟年夫婦の問題
職場で馴染めない社会人の問題
心理学者の筆者の元に相談に来る
沢山の実際のケースを元に
決して育児放棄とか家庭放棄してる訳ではなく
むしろ頑張ってるのに綻びが出るのは
何故…と悩み相談に来る家族の姿は
2024年の現在と同じでは…?
42年前の「最近」と2024年が変わらなすぎて
驚きながらあっという間に読み終わりました
最後に
特に心に残った部分をご紹介…
子どものために何かをしてやる愛よりも、あえて「何かをしない」愛の方が必要となってくる。
「お金で買うことのできない」親の心を子どもたちは求めている。
できることを敢えてしない時、親はその判断を下すに足る自分なりの人生観、世界観を確立していなければならない。
子ども達は表面的に「あれを買って」「これをして」と要求しつつ、そんな要求に正面から立ち向かえるだけの親の判断や生き方の存在こそを確かめたいと願い、求めている。
親はその点をしっかりと持つ限り、自信をもって子どもに接してゆける。
……確かに子どもがわがままを言った時に、それを見逃したり、受け入れちゃう方が、衝突が減って楽だし、もーいいか。とわがままに従ってしまうこともあります💦
でもその時にちゃんと子どもと向き合って、めんどくさくても衝突してあげないといけないんだなぁ…と💦
最近うちの5歳の長女も
「本当はご飯の前にオヤツが食べたいけれど…」と葛藤してキレたり、
「やらなくていいもん!」と急に爆発しつつ、「本当はやりたかったのに…」と後からネチネチ言ったり、、、
すごーーい扱いづらいことが増えてるのですが
そんな今の私の心にとても刺さる内容でした