突然重いものをぶっこむなという話なんですがええ、今日手術です。10週目でした。産婦人科の待合室で待機中。
脈拍確認できてたから夫のご両親にも報告済みだったのが痛いところ。ぴょこぴょこ跳ねてひよこみたいだったなあ。

亡骸を腹に抱いている、って言葉にすると不思議な感じですね。まだここにいるけどもうここにいない。

もし魂が廻るものなら、別の人の子供でもまた私の子供でも、はたまた別の生き物でも、どっかで元気に生まれておいで。

さよならひよこ。どこかで元気にできますように。

しかし昨日聞いた別の赤ちゃんの産声、すごかったな…(先生がなかなか来ないと思ったらお産だったと聞かされたのでたぶんあれが産声)
生まれてくる時ってほんとにおぎゃあおぎゃあって泣くんですね。その直後に私は流産の告知受けるんだから、巡り合わせって不思議なものです。袖擦り合うも他生の縁、あの子が元気に育ちますように。

※個人差があります

 

と前置きしておいて。

そもそもどうして現夫に連絡先を聞かれたのか、

これを書くにあたってちょっと聞いてみました。

 

「なんで私の連絡先聞いたの?

 話が面白かったとか?」

※私が何も覚えていない話は既にしています ほんとごめんな

 

「当たり障りがない話しかしてないよ」

「その状況で何故友人じゃなくて私?」

 

すると帰ってきた答え。

 

「ひかりの方が好みだったから」

 

なんの 回答にも なってない

 

んですがこれだけだと書く意味もないのでちょっと考えてみました。

 

酒の失敗が多いというのは先日ちらっと書きましたが、

なんでかって酒が入るとすごく陽気になるからなんですよね。

普段は考え込んでしまうことが多いんですが、酒が入るとリミッターが外れる。

 

前職の送別会でも、いろんな人から散々

「ひかりさん、こんなに面白い人だったなんて知らなかった」と言われました。

すみません普段は全く喋らない人間で(業務違ったからね!)

 

で、あの日は久々の友人には会えたしご飯は美味しいし、

二次会のテーブルもその時はまってるジャンルの話で散々盛り上がってたし

(今更ですが友人全部オタクです オタク外の友達がいない)

(初めてオタクじゃない友達ができたー!と思ったらその子もオタクだったというオチがあります)

(ついでに夫もオタクです)

そりゃあ楽しかったんですよね。

だから無駄ににっこにこしてたのは覚えてるんですよ。

 

一緒に現夫と喋った友人も、いつもにこにこしている

本当に感じのいい女性ではありますが、酒が入った私ほどかっとんでないので。

彼女はいつだって理性的。

その辺りだったのかなあと。

 

結論ぶれますけど、あれだ。

結局本当に楽しげに陽気ににこにこしている女に悪印象を抱く男って

そういないよね、という話なのです。

たぶん。

あの日の私へ。

今冷静に思います。

 

失礼だからやめろ。

 

卑屈は恋愛だけでなく、人生において何の役にも立ちません。

一度確認してるんだからやめろ。

卑屈は相手を侮辱する行為にしかなりません。

所詮メールしかしてないんだから、間違っていても双方大したダメージはない。

会ったときに間違ってたら向こうが気まずいだけだ。

そこで面と向かって「間違えました」と言ってくるなら

それだけの男だったというだけです。

 

と、今は冷静になって思えますけど、

交際経験ゼロの女にそんなことがわかるはずもなく。

友人経由で連絡先を聞かれるなんて、少女漫画のような事態に動揺してもいました。

経験なさ過ぎたんだ! ごめんな!!

笑ってスルーしてくれた現夫に感謝です。本当にありがとう。

 

 

そんなこんなで連絡とって、さらに衝撃の事実が判明しました。

 

現夫、就職で飛行機で行き来しないと駄目な距離に住んでいて、現在は寮暮らし。

 

飛行機!?

 

遠距離だーと目を丸くしましたが、ほぼ間違いなくそれくらいの会話は

初対面時にしているので悪いのは私です。本当に何一つ覚えていない。

 

遠距離なあ、とため息をついたあの日が、多分本当の始まりでした。

絶対友人と私を間違えている。

そう確信して新婦にした返信。

 

「〇〇ちゃんの方じゃない? あの日の私のドレスは青で彼女のドレスはピンクだったけど」

「さすがにそこは間違えなくない? 君と彼女はタイプ違うでしょ。まあ一応聞いてみるわ」

「頼みます。あ、本当に私の方だったら教えてもらっていいです」

 

なお外見的に友人は清楚癒し系、私は顔だけ派手系(加えて化粧が下手なので余計にド派手)、

(結婚式だったからプロにメイクしてもらってたけど)

(余計にド派手にされて爆笑した)

 

「やっぱり君だってよー。教えといたね」

 

まじでか。

 

そしてメールが来ました、が。特段当たり障りの内容だったことしか覚えてない。

自分の返信は覚えています。

 

「あの、本当に友人とお間違えでは?」

一緒にいた友人、ほんっっっとうにいい子で。

人当たりがよくてふんわりとしていて、

なのに内面はしっかりと自立している、

私が男だったらこの子を選ぶナンバーワンに燦然と輝いています。

(なお本人は孤独を心底楽しむタイプ)

(彼女が一人暮らしを始めた時の「どうしよう。本当に全然寂しくない、どころか一人の空間って最高」に爆笑しました)

(家族仲はとてもいいです)

 

そんな彼女と一緒に現夫と何かを話したことは一応覚えている。

覚えているんですが内容はすっからかん、

それどころか顔すら覚えてない。

 

そんな状況だったので、二日酔いに苦しむ翌朝

新婦から来たメールに目を剥きました。

 

「現夫君が君の連絡先聞きたがってるんだけど、教えていい?」

 

瞬間頭に浮かんだ言葉。

 

「絶対友人と間違えたな!?」

「友達の結婚式の二次会で出会うって本当にあるの!?」と

友人にも式場の人にも驚かれたんですが、実際にありました。

生き証人はここに。

というわけで出会いの項目に関しては何の参考にもなりません申し訳ない。

 

ついでに言うと初対面の時のこともほとんど覚えていません。

なぜなら私、その日飲み過ぎたからです。

 

いや、その。友達そんなに多くないもので、

結婚式って今でも金は嵩めど、仲のいい友達と一緒に美味しいもの食べて飲む機会としか

思ってなくて、あの日もそんなノリだったんですよね…。

酒に関しては本当に恥の多い生涯を送ってきました もう酒の失敗はいらない

 

友人は新婦だったんですが、新郎は彼女のサークルの後輩でした。

で、私の現夫は新郎と同じサークルの友人。

つまり新婦の後輩です。

 

フリードリンク制だったので、お酒をもらって席に戻ろうとしたときに

現夫に話しかけられました。

その時私と一緒にいた、ものすごく感じのいい友人と一緒に。

 

結婚したのは3年ほど前の春のこと。

出会いはそれより1年強前にさかのぼります。

 

この頃の私、一言で言えば「オタク」。

いや今でもオタクですが、時間と金銭の大半を

好きな作品と同人活動(わからない人は適当にスルーしてください)に

つぎ込む類の派遣社員でした。

 

中高と好きな人はいれど自分を磨くより好きな漫画にリソースをつぎ込み、

大学時代は同人活動に全力投球。

気付けば男性との交際経験はまったきゼロ。

告白したこともされたこともない。

外見レベルは顔がそこそこ、身だしなみはぎりぎり社会人と言い張れるくらい。

いい人がいれば結婚してもいいけど、まあ無理だろうなどうでもいいか、

でも創作の参考になるし一生に一度くらいお付き合いと性交渉はしてみたいなあと

アレなことをぼんやり考えていた三十路前後。

 

夫に出会ったのはその頃、友人の結婚式の二次会での話でした。

 

 

はじめまして、こんにちは。

ひかりと申します。

 

このブログは男性との交際経験ゼロの女が、

何故初対面からの遠距離恋愛を経て1年弱で結婚できたかを

自分なりに解釈する+夫の惚気を言うためのものです。

 

いや交際当時、「初対面から遠距離恋愛って連絡頻度とかどうすればいいわけ!?」と

混乱して検索しても何一つ情報が出なかったので…。

ある意味数年前の自分にあてたものです。

ごくごく少数派だと思いますが、同じ状況に陥った人の助けになればいいな、と思います。

 

のんびり更新ですが、どうぞよろしくお願いいたします。