お義兄さんへ。(加筆あり。)
私は、今年から全ての年賀状をやめます。
私を含め、家族の分も全て、返事も出しません。
メールというやり方があります。手で書く作業は、辛いです。
そして姉の死のことは、自らは皆さんにお伝えしません。
噂などで、自然に広まるでしょう。
今日、県立の先生から、父のガンの進行を考えれば、
県立病院への転院の前に、一度外来で、
父の体の検診をした方が良い・・・という、電話が来ました。
でも、私自身の病気のことを話し、転院前の外来での検査は、
免除して頂けることになりました。
何しろ、父の他の病院への移動と、お世話は、本当に辛く、大変なものです。
先生には、私の気持ちを、分かって頂けました。
父の体のことを考えれば、本当は、いけないことです。
でも誰も、私を助けてくれる人はいません。
皆さん、仕事や自分の生活、持病などがあります。
そして、転院や外来の診察の日は、いきなり来ることもあり、
なかなか予定を立て辛いのものです。だから、当然のことです。
父の転院は、もし誰も手伝ってくれる人が居なかったら、
前回と同様、またチャックに、学校を休んでもらうつもりです。
学校の先生には、きっとまた、理解して頂けると思います。
無理かもしれませんが・・・。
パパの●の配●金の受け取り、ママの預●の、銀●での引き出し・・・。
私は芝居が出来ないので、M子さんに、着いてきてもらいます。
緊張して、挙動がおかしくなったら、どうしよう・・・。
もう、何もかもが嫌。紫は、天国のお姉ちゃまに会いたい。
でも私は、生きていきます。
お義兄さんだって辛いのに、こんな暗いメールを送ってしまって、ごめんね。
私は、大丈夫です。病院の、お薬を飲みますね。
紫より。
チャック、ミイ。私の傍に居てくれて、本当にどうも有り難う。
あなた達のおかげで、お母さんは立っていられるよ。
愛してる。
紫の実