スタートから早々に途切れてしまった暁月編。
もうひと月くらい空いたか・・・。
たしか前回は新型エーテライトの被験者をやらされラザハンへ飛び、新入りの竜騎士がヤクルト3本19800円、ただのヒモ9400円で買うポンコツ具合を披露したとこで終わったか。
とある錬金術師の依頼あってここに飛ばされて来たわけだが、ラザハンでは終末の塔の影響で貿易が途絶え、経済は壊滅的ダメージを受けているらしい。
アルカゾウなんたらいう部族の漁師、マトシャくん。見かけによらず声がカワイイ。ひとに鼻汁あびせても動じない破天荒さんだ。
マトシャくんは貿易商の会長カルザールおじさんが魚をサッパリ買い取ってくれないと悩んでいた。会長も職人や家族を守ろうと必死なのだろう。
不憫なマトシャくんのために水産加工品を売り捌くのを手伝い、いつもながら英雄らしい地味な仕事ができたと思う。
終末とかいってる事態に誘拐事件とかユルく感じる。
マトシャくんの身を案じて都心への避難を提案するも、海を離れると生活できないらしい。
ラストスタンドで働けばいいじゃん。目の前に海あるし、賢人干物とかカフェのメニューになるだろう。
そんなマトシャくんはラザハンに伝わるさまざまな神話や信仰など土産話をしてくれた。
ありがとう。シャーレアンに戻るころにはぜんぶ忘れているよ。
ただラザハンは竜と盟約を結んでいるというニュースは興味深い。わたしも一応は蒼の竜騎士だからね。ブランクありすぎてただのコスプレになってるけど。もう職務経歴書には書きづらい。
メーガス三姉妹きちゃぁあぁああああ!!!
イマとなっては『森三中』感がパない。
そんなこんなでマトシャくんとはお別れで、例の錬金術師の待つ村へ。
デミールの遺烈郷にて錬金術師ニッダーナと対面。
仲間の錬金術師らと道に倒れ込み、例の誘拐犯にでも襲われたかと思いきや、ただの夜勤終わりで集団バッタンキューしてただけ。なんやこいつら・・・。
エーテル酔いでゲロ吐いて、竜騎士が乳酸菌飲料を2万で買いそうになり、ゾウ男(半裸)の鼻汁を脳天から浴びる。ラザハンに来てからどうにも展開がユルい。
ニッダーナの依頼は『終末の塔』攻略のためヒカセンに来てほしいとの内容だったが、彼女たちは塔のエーテル放射を遮断できる『護符』を開発しているのだとか。
そして夜勤明けの錬金術師らを案じて現れた、アウラ族の妖しい少年。
護符の素材となる『竜の鱗』の出どころを睨むエスティニアン。少年はラザハン太守が健全なルートで入手していると主張する。
この少年、肌の色からして怪しい。
緑色って植物以外はだいたい危険生物の色じゃん?ワニとかカッパとか。
とにかく明るい錬金術師たち。
とりわけドラゴンへの探求心が強いようで、竜の返り血を浴びたエスティニアンを身体調査だと強制連行する。
なお暁に止める者はだれもいなかった。
普段からもうちょいコミュニケーションを取っていれば・・・。
せめてアルフィノがいたならね。
わたしが止めるわけないじゃん。
漆黒編で乙女の部屋にズケズケ入ってバルコニーから飛んでったの反省してるようすもないしな。
いつも主人公の仕事を持っていくし、たまにはヨゴレ仕事もしろ。
島をめぐる覇権争いの紆余曲折あって平定したラザハン。ほんとヒューランてどこにでも顔出すよね・・・。
なお平定をもたらしたのは太守の先祖なのだとか。
ラザハンの景色は彩りがダイナミックで風光明媚。ちょっとテンションあがる。
ギラバニアとえらい違いだわ。黄砂しか飛んでないもん。
妖しい少年ヴァルシャンくんと、きっしょい鳥のマウントでおつかい。
背中が痛すぎて何の任務か記憶にない。きっと護符の強化かナニかだろうが、そんなことよりコイツ乗り物用じゃないだろ。
昔イヤイヤ馬に乗ったときこんな感じだったな。馬体の躍動が激しすぎて前傾姿勢とれんのよ・・・。
乗り心地はアンテロープ以下。
こいつの初乗りは英雄じゃなかったら背骨が逝ってたね。
護符の完成を待つあいだ、人と人の戦いに向き合う暁の血盟。
生を繋ごうとする者と終わりを求める者。その未来にあるものとは。
実際しがらみのない無敵のヤツの自爆テロに対抗しようとか、無理ゲーすぎんのよね。
死刑になりたい人間に極刑を求めても不毛。無期懲役で更生したなんて本心は分からないし、被害者のリスクやストレスの代償は本人の妥協をもってしか払えない。
死にたいやつが強すぎる。
だれの潜在意識にも悪意の芽はある。
うまくいかないことが続けば誰かのせいにしたくなったり、慰めの言葉にさえ噛みつきたくなる。
たいがいの人間は心で堪えているから、世界が破滅するような事態には至らない。
ただ時として、善良にみえる世間がその心を折ったりもするのだ。
貧しい人間を憐れみながら、その人生を勝手な想像だけで貶めたり、生き方を選べず悪事を働く人間を叩くだけで社会のあり方に疑問を持とうとしない。
だれかの身分をより低く見せようとする言葉が悪意を駆り立て、「誰でも良かった」なんて自分に突っ込んでくるとは、だれも想像しないだろう。
命が惜しいくせに無防備すぎる。
呑気にSNSで弱者イジメしてるヤツがいるけど、他人事じゃないんだわ。
親ガチャなんて気軽に使うが、聞いた父親がリストラきっかけに一家惨殺なんてことも起こりうるからね。親しき中にも礼儀ありを知るべき。
しかしファダニエルは何に絶望して、全員巻き込んで死んでやるなんて言ってるのか。
ファダニエルの体がアサヒということもあってヨツユを思い起こす。彼女も家族と世間への復讐のため、悪行に手を染めた人間。
ただヨツユの罪は家族と世間が育てた罪。腐りたくはなかったのに、自決を覚悟してもまだ不幸になれと、最後まで人という災いに苦しめられた。
その死に目に会えず泣き崩れるゴウセツもいまだ鮮明である。
シリーズでは比較的評価の低い紅蓮編だけど、ヨツユとその名曲『月下彼岸花』で何とかクオリティを維持してる感じがするよね。ヨシダもヨツユのデザインは一番こだわったと言ってたし。
ならオープニングは詐欺メイクのリセじゃなく、いっそヨツユにすればよかったのにさ?
紅蓮、漆黒を経ても働いてるように見えない女、リセ。
暁月での活躍やいかに。(だれも期待してない)
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