急展開あったので引き続き黒魔案件。
新生史上で最大クラスの炎上となったPVP黒魔強化だが、怒り狂うヒカセンに圧されたヨシダより再調整するとの発表があった。
そのお手紙はいつものように、長文にもかかわらず読みやすく丁寧だったのだが・・・。
なにより肝心なコトが抜けている。
べつに黒魔の「強化」は誰も咎めてはいない。
我々はヨシダとPVP班が「ミスだった」と認めた、逸脱した判断の構造が知りたいのだ。
犯人捜しではなく、思考のなにが誤りだったか。「データを見落としていた」でもなんでもいい。
勝率が低いならまず詠唱短縮で様子をみればいい。
操作が難しいならスキルの数と構成を見直せばいい。
シロウトでもわかるそれを、なぜ大きく踏み外したのか不可解でしかたないのだ。
『使用率の向上』という趣旨で、『操作が難しい問題』の解決策が『圧倒的な強化』だなんて、何の解決にもなっていない。あまりに整合性がなくて、ただ強化したいがゆえの口実かと受け取ってしまうわけよ。
調理において肉の生焼けというミスはあるかも知れないけど、表面が真っ黒に焦げているのにそのまま客に出すなんてのは、従業員のテロ行為としか考えられないのと同じ。
「やりすぎた」「気づかなかった」だけでは、問題のシリアスさに対して回答のディテールがボヤけすぎている。
新生まえのPLLでは旧14の問題を紐解いてあらいざらい説明してくれたじゃん?
無茶なポリゴン数で動かそうとしてたとか、当時の和田社長がヨシダの苦言を聞かなかったとかさ。
あまり台所事情を晒したくはないだろうけど、本当に理解を得たいならそこを開いて見せるべきだと思うよ。
いくら優秀なスタッフがいても、頼りはヨシダなんだから。
・・・ここで締めたいのだが、釈然としない。
燻ぶったものがまだキーボードを叩いてしまう。
黒魔の調整はシロウトでも紙を見た時点でこれ大丈夫か?と疑うもので、テストをすればダメなことはすぐ把握できたはず。
我々は開発がテストしていないと揶揄はするけど、してないワケがない。
救済すべきジョブがほかにもある中で、「使い手しだいでは十分強い」とする黒魔をこれほど急いで調整したのはなぜか。
「急いだから雑になった」というのは、さんざん慎重にやれと指摘されてきた中で、あまりに無責任な弁明だ。
どんなゲームより客を大事にするFF14において、まるで奇妙な物語。
だからこれは『だれかの独りよがりが招いたもの』というのが、いちばん腑に落ちるところなんだよ。正常ではないと自覚していながら怖いもの見たさでやった。みたいにね。
忍びの者としてはトッシン削除の釈明がない不信感がいまだ燻ぶっている。黒魔は同じ燃えかたでも対応が別格で、やはり黒魔だけは特別なんだなって思い知らされた。
もう黒魔は特別扱いしてませんなんて言わせないよ?
ヨシダもこんなふうに言われるのは遺憾だろうに、わざわざ自分の靴に爆弾をセットするなんて、老いで判断力が鈍ってきたのか。
自身が手がけたボンバーマンは逃げ場判断が重要なのに、黒魔こそ考えないと。
まあパッチ6.15の6月7日までPVPはやりたくないね。
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