​嘔吐が始まってから


嘔吐しそうになると


起き上がってきます。





始めは、

鼻からもゴボゴボと


可哀想なくらい出ていましたえーん







ひーちゃんは



洗面器や袋やトイレで吐く、



ということは自分ではできません。




好きに吐かせたら一番楽なのだろうけど


今から何回吐くかわからない、


吐く量もタイミングもわからない、



ベッドに寝ているので、

マットレスだけは守りたくてもそれも

わからない、



しかも、

シングル➕セミダブルをくっつけて寝ていて、

せめて片方のベッドは守りたい、

と思っていてもそれもわからない。







それが


重度知的の困るところ。

障がい児育児の大変なところです。





今まで



吐いたこと3回くらいしかないひーちゃん。



それも、大概一回で軽く治まっていました。






だから


そんなに長く続くなんて思わなかったんです。






始めは10分前後で嘔気がやってきて


悶えて、

やっと吐けた!

と思っても




軽くパニックになっていて、

洗面器、邪魔じゃー!!!


とはらわれ、




せっかく受けた嘔吐物が

危うく惨事になりかけることが

何度かありました。




しかも、

嘔気があってもなかなか吐けない、

という時間も何分も続いて



シーツを洗ったりしたいけど、

悶えてるひーちゃんほっておけない、



弟が起きてきたら?と思うとゾッとする、、











早く


誰かの助けがほしい・・・











必死でした。









​義母の召還



ひーちゃんが嘔吐した直後、

少しだけ嘔気が治まる隙間時間に、


やっとの思いでスマホをとり、


ばあばに電話しました。





とにかく、

ひーちゃんが吐いてるのですぐきてほしい、と。




じいじも夜なので帰ってきていて

車があったので直ぐにきてくれました。




ばあば到着後も


ひーちゃんは苦しみ


吐き続けました。





1時間くらい経っても

まだ吐いていました。


このとき、すでに

8回くらい吐いていて、




胃にあったものは全部出たような感じになり

ほんのすこーしだけ嘔気が治ってるのかな?

という間に


汚れたシーツ、タオル類を洗って洗濯機にほりこみました。





ばあばも


一回私も帰るよ、

と言っていて、



翌日買ってきて欲しい物の話などをして

病院に行く段取りの話もしていたのですが






とても

嘔気が治まり、

楽になっている雰囲気がありませんでした。





ふつう、

胃の中のものが全部出て

ある程度したら

マシになるような気がするけどな・・



私も生まれてこの方、

こんなに吐いたことがないので

わからなかったのです。



でも、

胃腸炎とはいえこんなに吐くのかな?







それと、


今思えば

苦しみ方が尋常じゃなかった気がする。






吐く時、


苦しかったのか

痛みが強かったのか


尋常じゃないくらいのけ反って、


自分でもどうしたらいいかわからない、


っていうくらい

暴れて悶えて





2人がかりでも

相当大変でした。



ただの胃腸炎で

こんなにのけ反って吐かないですよね、、、




そのせいで、



シーツ類はもちろん、

バスタオル、

ハーフサイズの防水シーツも

何枚も汚して

髪や服にも何回も

自分の嘔吐物を浴びて


風邪もひいてるので

鼻も出てくる。



ひーちゃんは

見てられないくらい

ボロボロの姿になっていました・・・





家にストックしていた

スーパーのビニル袋は全部使い果たしました。






嘔気が止むこともなく、

苦しみ続けているひーちゃんをみて





さすがに

私も義母も同じことを思い始めていました。






もう、救急車呼んだ方がいいかな?






翌朝まで

こんな状態では

とても車に乗せられません。



脱水も心配でした。




2人で意見が合致して、


私はまず必要なものを準備してから

119番にダイヤルしました。






救急車は10分ほどで到着。



隊員さんが到着しても



また嘔気がやってきて


嘔吐が続きました。



流石に何事かと思ったのか


弟も起きました。







隊員さんに

経緯などを説明して


嘔吐が治まったら、

ストレッチャーに乗せて救急車の中へ。




弟りーくんは

ばあばとお家で寝ててもらうことになりました。






しばらく眠れなかったみたいですが

泣かずに静かにして過ごしてくれたみたいですえーん


りーくん いつもありがとう。







不思議と救急車に乗ってからは

嘔吐は落ち着いていました。




かかりつけ総合病院の

小児科はバツになってたけど、

いつもみてもらってるんなら、

そこがいいと思うとのことで、


努力してみますと

隊員さんは仰ってくれました。



こういうとき、

かかりつけがあるのは有り難いですね。


直ぐに受け入れてもらうことが決まり、

20分くらいで

いつもの見慣れた病院に到着しました。









つづきます