夕食の時、娘の
「給食の時、○○君が骨まで食べたんだよね~。それでさぁ・・・」
という話を聞いて、てんしんの脳裏に子どもの頃の記憶がよみがえりました。
それは、小学校低学年くらいの頃。
てんしんの家に圧力鍋がやってきて母がよく調理に使うようになりました。
カレーを作ったり、お芋をふかしたり・・・
圧力鍋を使った料理はやわらかく味もしみこんでいて家族にも評判。
蒸気を吐き出しながらクルクル回る蓋の上にのっていた調圧弁のおもりもてんしんは面白いなあと思って眺めていました。
そんな母は、肉料理にも圧力鍋を使うようになりました。
骨付きの肉を圧力鍋に入れて熱すると骨まで柔らかくなり、食べられるくらいになります。
やわらかくなっても骨ってそんなにおいしいものではないのですが、丸ごと何でも食べるのが健康に良い(?)ということで、家族全員骨まで食べるようになりました。
かたく蓋を閉めて熱すると骨まで柔らかくする圧力鍋。
てんしんの目にはすごい装置に映りました。
そんなある日、てんしんは母親と一緒にスーパーに買い物に行きました。
休みの日の夕方、夕食準備のために店内は込んでいます。
野菜などを買って、肉コーナーにやってきたてんしん達。
そこにはいろいろと品定めをするお客さんがたくさんいます。
そこでいつもの骨付き肉を見つけたてんしん。
ちょっと得意になって少し大きめの声で言いました。
「お母さん、うちは骨まで食べるから、肉に骨が付いていても全然大丈夫だよね!!」
同意を求めたのに母は一点を見つめたまま動きません。
そして、かすかに頬を紅潮させたと思うと、
「てんしん、そういうことは、こういうところで言うもんじゃないの。」
と言って、骨付きではない肉を取るとてんしんを置いて別のコーナーに行ってしまいました。
「あ~。僕が自慢みたいに言ったから、お母さん恥ずかしくなったんだ。」と幼いてんしんは思ったのでした。
それ以来、骨付き肉の圧力鍋料理を食べることがなくなったてんしんでした。(笑)
亀吉
「ねぇ、てんしん。このブログってスピリチュアルなの?」
てんしん
「ドキッ!! 亀吉もそう思った?何かスピリチュアルなことを書こうとするんだけど、こういうのが頭に浮かんでくるんだよ。どうしようかなと思ったんだけど。ちょっと笑えるかなって思ったんで、書かないよりは書いて笑ってもらった方が良いかなって。」
亀吉
「ふ~ん」
てんしん
「それに笑いって波動を上げるって言われているでしょ。それだったらちょっとはスピリチュアルなのかな?このブログを読んでどの位の人が笑ってくれるのかは分からないけど、読んでくれた人の心にクスッていう笑いの波動が生まれたとき、また同じようにクスッてなるような状況をその人は引き寄せるんだ。」
亀吉
「そっかぁ、このブログを読んでクスッって笑った人は、てんしんのお母さんのような状況を引き寄せることが出来るんだね。」
てんしん
「違う~。」(笑)