世間はまだ今日もお休みのところも多いのかな。。。
何件か電話したけど繋がらない。困る

ムスリムNPOには縁の遠いお盆だけど、企業がお休みなのに、うちだけ働いているのもあまり効率がよくないのでさすがに昨日ばかりは、夏期休暇としてお休みをとった。

一方、みんなが仕事してるけど、イードになると予告なしに、いきなり休むのでご了承を。汗 月の出方によってその日が決まるので、予告しようが無いと言うか。。


さて、先日は久しぶりの東京出張をした。
子どもを預けてられる時間内に限られているので、もちろんとんぼ返り。現地で使える時間は約3時間。なので、1件以上用事を入れられない。。。。ぐすっ

そして、向かった先は国際フォーラムにて、日本の伝統的な職人技を披露するようなイベントがあり、それにハラール調理師講習の主催者で講師でもある室田氏がご出展されるということで伺った。
(追記)実際に調理にあたられたのは、梶山氏。実際にはご苦労も多々あったご様子。
会場では目に美しい、飾られた日本料理が展示されていた。しかも食材は全てハラール。

「ちょっとハラールの説明してください」ということで、いきなり「ハラールのハ」の話しを少し。調理師の方々がほとんどなので、やはり自分の調理場をどうやってハラール対応させるかにご興味があったご様子。

そして、私ごときが「ドン」にもご挨拶をさせて頂いた。



これで目的と本日のお仕事達成なので、終了。

なんというか、調理師の業界のヒエラルキーを少しみたような、なんとも男の世界やな〜という雰囲気。

今回のこの目的は、ハラールと日本料理界が一緒に行進しだす一歩をふむこと。
世界の無形文化遺産である日本料理がハラールで来日客や海外の人にも召し上がって頂けるという双方のメリットが合致したこと。

日本食って、最初っからハラールやん?
確かに、肉さえ使用しなければ難易度は低い。
しかし、それ以外にも職人の拘りやプライドがある。
いつもの味をどう出すか。
いつもの味じゃないものをどう良しとするか。
どう工夫するか。
そんなど根性があり、調味料の使い方一つまで拘る。

私なんかが家庭で、みりんの変わりに蜂蜜つかって、こんなもんかいな〜と同じものでも毎回違う味が出来てしまうが、ok オッケー!としてしまうのとは訳が違う。

ゼラチンの変わりに寒天を何種類か使い分けて違う食感を出すとか
酒の変わりに硬水で魚の臭み消すとか
市販の酢の変わりにレモン汁で酸味効かすとか
チリソースを一から作るとか
私には想像できない所に拘りがある。

「きっちり、ウソのないものをやっていきましょう。」と室田氏はいっつも仰る。
前回の調理師講習の際には、すき焼きをデモしたのだが、すき焼き用のハラールのお肉を(株)AASCさんより購入され、室田氏がマレーシア人のテレビクルーが初めて生卵とすき焼きを食べた時に感激していたエピソードと一緒に紹介した。普段日本人以外は生卵を食べることはないが、それを日本で食べた外国人が大変喜ばれたケースは珍しくはない。日本では生卵文化があるが、海外ではない。また、日本人でも海外で生卵を食べようとはしない。
そのデモの時に残った肉ですき煮にして、私達に食べさせてくれた。ショウガがよくきいていて、醤油と甘辛い味でごはんがめちゃくちゃ進んだ。
別の日に、それを思い出しながら再現してみようとしたけど、なんか違う!同じ味なんて出ない!!!ショウガの香りが消える、甘さ加減が違う。ショウガあとからみじん切りでいれる?色々やってみたけど、違う。。。そら腕が2本も3本も違いまんがな。。もりもり  近所の家族にもお裾分けしてご好評を頂いたので、それなりに食べれる味ではあったみたいだが。

さすが室田氏。あっぱれ。扇子