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【俺の本音】看護師試験より英検二級の方が難しいと思う理由


「看護師国家試験と英検二級、どっちが難しい?」

この質問、意外と多い。(本気か?笑)

多くの人は「国家試験の方が上でしょ」と言うが、俺は違う。

正直に言えば、英検二級の方が難しいと思っている。

理由は、問題の作り方と試験の性質が根本的に違うからだ。


看護師試験は、出題範囲こそ広いが、勉強の方向が見えやすい。

基礎医学、看護理論、薬理、倫理など、内容をきちんと覚えて理解すれば確実に点は取れる。

合格率も毎年80〜90%台。つまり「必要な知識を持っているか」を確認する試験だ。

努力すれば結果がついてくるタイプの試験と言える。


一方で英検二級。

これは範囲が見えない。しかも、試験のどの部分も“実力勝負”だ。

一次試験はリーディング、リスニング、ライティング。

ライティングでは「ある意見に賛成か反対か」を理由付きで書かされる。

内容は「環境問題」「SNS」「観光」など、日常的に英語で考えていないとすぐに詰まる。

日本語で考えた文章をそのまま英訳すると、文法的には合っていても不自然になり、減点される。

単語力だけでは通用しないのだ。


そして最大の難関が二次試験=面接。

試験官の前で行われ、まずカードが1枚渡される。

そこにはある程度の英文と4コマのイラストが描かれている。

受験者は1分間の準備時間で内容を読み、そのあとカードを見ながら英文を音読し、

イラストと、英文を参考に英語で説明する。

その後、カードの内容に関する質問を5問ほど受ける。

最初の質問はYes/Noで答えられるが、残りは自分の考えをカードのテーマに沿って英語で答えなければならない。

つまり、完全なフリートークではないが、即興力と理解力が必要になる。


俺が英検二級を難しいと思う最大の理由は、この二次の「緊張と瞬発力」だ。

準備していた表現を思い出そうとしても、(実際通じないが)試験官の質問の言い回しが少し違うだけで頭が真っ白になる。

そして何より、日本語が一切使えない。

間を取って考えることすら英語でやらなければならない。

「知識がある」だけでは乗り越えられないのだ。


看護師試験は四択中心で、わからなくても「これかな」と選べる。

英検は“選べない”。自分の言葉で表現するしかない。

そこにメンタルの差が出る。

日本人にとって英語のスピーキングは特に苦手分野で、

英検二級の面接で合格率が下がる理由もそこにある。


もちろん、看護師試験の重みを軽く見るつもりはない。

人の命に関わる知識を扱う以上、勉強の深さと責任は段違いだ。

ただ、試験の構造として「やれば道が見える」のが看護師試験。

「やっても不安が残る」のが英検二級。

合格基準も相対的で、点数ではなくバランス評価になる。

それが受験者にとって一番のプレッシャーだと思う。


結論を言えば、どちらも難しい。

でも俺はこう言いたい。

英検二級は“知識+瞬発+表現”の総合勝負。

看護師試験が「積み上げの努力」で合格できる試験なら、

英検は「その場の力を試す」試験だ。


だから俺は今でも思っている。

「英検二級の方が、ずっと緊張するし、ずっと難しい」と。

皆様はどう思いますか?