「強制退院」――この言葉を聞くと、精神科病棟の話だと思う人が多いのではないでしょうか。

でも最近、整形外科などでも、患者が“病院のルールに合わない”という理由で退院を促されるケースがあるという話を聞きました。

私自身、今入院している中で、少し似た空気を感じることがあり、気持ちがざわついています。


入院して3週間。(もう四週間かも)

主治医の先生とは、どうも波長が合わない。

説明のときも、こちらの言葉を遮られるような感覚があり、「それは違う」と言われることも多い。(と感じる)


でも看護師さんやリハビリの先生方は親切で、励ましてくれる。

病棟全体が悪いわけではないのです。


ただ――ある日、夜に明かりをつけてノートを書いていたとき、「他の患者さんの迷惑になる」と注意を受けました。


確かに夜は静かにすべき時間ですが、寝ている人のそばで声を出したわけでもない。

それでも、翌日からなんとなく視線が冷たくなり、「そろそろ退院を考えた方が」と言われました。(それっぽく)


調べてみると、「強制退院」という言葉は法律上の用語ではなく、「診療契約の解除」に近い考え方だそうです。

つまり病院側が「この人とは信頼関係が維持できない」と判断すれば、たとえ治療が途中でも退院を求めることができるのだとか。

国立大学病院であっても、民間と同じように契約関係で動いています。

“先生が合わない”という感覚は、実はその信頼関係が崩れかけているサインなのかもしれません。


病院にいると、治療だけでなく人間関係の難しさにも直面します。

先生との相性は、思った以上に大きい。


今の私も、「治すために我慢するべきなのか」「信頼できないなら転院すべきなのか」迷っています。


次回は、実際に「強制退院」をめぐって争われた事例を見ながら、どう向き合うべきかを考えていきたいと思います。


皆さんならどう思いますか? “合わない先生”と、どう付き合っていますか?