馬鹿でした、あることを考えてて、前の大事なのを投稿し忘れたので、こちらを投稿します。
冬の夜の日本海。
風が頬を刺し、波が白く砕ける。
そんな荒れた夜
手にするのはSHIMANO「サイレントアサシン」とDAIWA「ショアシャインライナー」。
風に乗せてキャストすると、白波の向こうに吸い込まれるように飛んでいく。
その瞬間、竿に伝わる「ドンッ」という衝撃。
ロッドが弧を描き、ドラグが鳴る。
ライトに浮かび上がったのは70cmを超える銀色の魚体。
■ 冬に訪れる“あの魚”のタイミング
12月中旬から1月上旬。
冷たい潮が入り、海の色が変わる頃——
ある“ベイト”(冬の沿岸に産卵で寄る魚)が現れる。
それを追って、シーバスが岸近くまで差してくる。
海面に出る独特の波紋、
カモメの低空飛行、
そして夜の磯で聞こえる小魚の跳ね音。
それらが重なると、僕の中のスイッチが入る。
北寄りの風が3日続いた夜、
磯際のサラシの向こうで「ドンッ」ときた。
70cm後半のシーバス。
寒さも、手の震えも、全部吹き飛んだ。
■ 条件が揃う“その一夜”
今振り返ると、釣れた夜には明確な共通点がある。
- 荒れた夜の上げ潮
- 岩礁帯やテトラ際
- 北風が続いた後
- 水温が一気に下がったタイミング
- ミノーサイズは140mm前後
- ベイトは“冬の回遊魚”
この6条件が揃った時、
冬の日本海は“別世界”になる。
数年に一度だけ訪れる奇跡の夜。
だが、その夜を知ってしまうと、もう戻れない
■ ミノーが鍵を握った
この釣りにおいて、ルアー選びはすべてだった。
🐟 シマノ「サイレントアサシン140F」
飛距離、安定性、そして信頼感。
強風でもブレず、遠くのサラシまで届く。
大きめのシルエットが冬の捕食スイッチを刺激する。
そして🐟 ダイワ「ショアシャインライナー」
より強い波動とレスポンス。
磯やサーフのサラシ帯でも姿勢が安定し、
「ここぞ」という場所で止めても浮き上がらない。
どちらも、荒れた海で頼れる相棒だった。
波と風に負けず、一定のレンジを引けるルアー。
それが“あの魚パターン”の鍵だったと思う。