最近また、アナログレコードを聴く人が増えています。けっこう前から。
その中で、個人的に印象に残ったのがDENONの「DP-400」。
見た目はシンプルですが、音の厚みと勢いがしっかりあって、
“レコードを聴いている感覚”が戻ってくる一台です。
実はこの機種、地元で評判の「ソロットオーディオ」さんで話を聞きにいったことがきっかけでした。
店主の方がとても話しやすく、オーディオの知識が本当に深い。
アンプやプレーヤーの仕組みから、ケーブル一本で音がどう変わるかまで、
具体的に説明してくれて、こちらのレベルに合わせて話してくれる感じでした。
お店の空気も静かで、長居しても嫌な顔をされない。
何より「無理に高いものをすすめない」というのが安心感につながります。
オーディオって、正直どこまで投資すればいいかわからないジャンルですが、
ここでは“今の自分に合う音”を見つけやすいと思います。
DP-400の話に戻ると、ベルトドライブ方式でノイズが少なく、
トーンアームもS字型で安定感があり、DENONらしい中低域の厚みが出ます。
レビューでも「エネルギッシュ」「厚みがある」と書かれている通り、
実際に聴くとボーカルの力強さと空気感が共存していて、かなり心地いい音です。
また、内蔵フォノイコライザー付きなので、
フォノ端子のないアンプにもそのままつなげるのもポイント。
33・45・78回転対応で、昔のSP盤まで再生できる柔軟さもあります。
もしこれからレコードを始めたい人には、
このDENON DP-400は“ちょうどいい入り口”だと思います。
高すぎず、でもしっかりした造り。
こういうバランスの良さが、長く聴いていくうえで大事なんですよね。
音楽を「聴く」だけでなく「味わう」ための時間。
ソロットオーディオさんのように、音を大切にしている店で
機材選びの楽しさもまた一段と広がる気がします。