母がごくごく軽い認知症と診断され、9月20日からドネペジル塩酸塩を飲み始めました。最初は3mgという少ない量からのスタート。薬の効果がすぐに見えるのかと期待していた部分もありましたが、10日あまり経った今のところ、大きな変化は感じていません。


ただ、「変わっていない」ということ自体が安心でもあります。副作用といわれる吐き気や下痢、不眠といった症状は特に見られず、食欲も普段通り。体調を崩さず過ごせているのはありがたいことです。


10月3日には、私だけが母のかかりつけ医に行き、飲み始めてからの様子を伝える予定です。医師は薬の効果だけでなく、副作用や生活の変化を総合的に見て判断するので、「変わらず元気」という報告も十分に意味があると思っています。


認知症の薬は、症状を劇的に改善するものではなく、進行をゆるやかにしたり、生活の質を少し保つためのものと聞きました。だからこそ、すぐに効果が見えないからといって焦らないことが大事なのかもしれません。



このまま副作用が出ずに続けられるなら、いずれ5mgに増量する可能性もあるそうです。大切なのは「薬を飲みながら、日々をどう過ごしていくか」。母の小さな変化を見逃さず、無理せず寄り添っていきたいと思います。