前回のブログの続きです。
今回の舌の形はこれ!
この形になる可能性の方は2つ可能性が考えられます。
一つ目は、舌癒着症です。
正確には、「舌癒着・喉頭蓋・喉頭偏位症」と言う様です。
舌が癒着しているのではなく、舌が下顎のどこに付いているかで癒着度が変わってきます。一般的には、前についていれば重度で、後ろにあれば異常なしか軽度との診査となります。
癒着の位置が、前に付いていればどうして悪いかというと舌に引っ張られて喉頭も前に傾いてしまうからです。
そのため、空気の入り方が悪くなりスムースな呼吸が出来ていない事があります。
それは睡眠にも影響し、浅い睡眠になってしまい朝起きても寝たりない、昼間眠い、疲れやすい等睡眠障害の原因の一つになります。
新生児の場合、重度の場合、チアノーゼや授乳障害を起してうまく母乳が飲めなくなってしまう事があります。
その場合は、手術が必要になる場合があります。
もう一つの可能性が、舌小帯短縮症の可能性です。
舌小帯短縮症は、舌の裏に舌小帯というヒダがあります。
そのヒダは舌から下顎に着いていて、それが極端に短くなっています。
舌小帯短縮症は、舌癒着症と同じ分類という説をいう先生方もいらっしゃいます。
全く、別物だという先生もいるようです。
普段、舌小帯短縮症じゃない方は舌が出るのですが
舌小帯短縮症の場合、前の出辛いのです。
大人のなってベーと舌を出した時、真ん中がくぼんだ、
ハートの頭の形になられていて、何も症状が出ていない方は、そのままで大丈夫だと思います。
症状が出ない方もおられる様です。
症状が出る場合、発音障害などが出る可能性があります。
乳児の場合
- 乳の浅飲み、乳を飲むのが下手、飲みながら寝てしまう
- 手足が冷たくなる
- 唇が青紫色っぽくなる
- 舌の一部が白く、ザラザラしている
- 反り返って寝る
- 目が合わない
- 生後すぐに指しゃぶりをする
- 泣き声が弱い
- お腹が膨らんでいる
こういった症状が出るようです。
こういう症状がある場合は、小児の先生か口腔外科の先生などにご相談ください。
手術には、調べる限り賛否はございます。
くれぐれも、詳しい先生へのご相談をなさってくださいませ。
実は、私の長男は、自閉症なんですが、生まれた時、乳を飲むのが下手で、母乳相談に妻が行ってました。
その時、この事を言われました。
「人より舌小帯が短くうまく乳が飲めない」
私は、電話でその事を聞き、色々相談しましたが結論は、舌小帯は自然に切れるものだと言う結論に達しました。今、16歳の舌はハート形になっています。
今の世の中は、すごく便利な世の中で、哺乳瓶も良くなっていますし、吸い口も色々あります。
舌癒着症を調べると、舌癒着の最大の症状はコミニケーション障害と言われています。
舌癒着症と調べると、自閉症多動症と出てくる場合が多いです。
この可能性がある場合は、しっかり専門医に相談してあげて下さいませ。
宜しくお願い致します。