ホラー好きなので、ホラー映画の記事を書きますが、そんなに怖い内容を書くつもりはありません。しかしながら、ついついネタバレにはなります。そういう意味では「閲覧注意」です。
以前書きましたが、「ジョーズ」で始まった私の映画好き人生(ちょっと大げさ??)。
ホラー映画が好きなんですが、こだわりもかなりなもんなんです ホラーなら何でもいいってわけじゃないんです。ただただ怖がらせるだけでストーリーが雑な作品はちょっとNoThankyouです。
最近、マツコ・デラックスなんかもコマーシャルしてたパラノーマル・アクティビティシリーズなんかはごめんなさい リアルなんだとは思いますし、よくできていらっしゃるとも思いますが、私の好きなホラーとはちがうんです。
実は悲しい物語・・・ホラー映画にはそういう作品が実に多いです。かの有名な「エクソシスト」も、何回観てもラストは泣けてしまいます。カラス神父がかわいそうで・・・
スティーブン・キングの作品は結構ツボな私です。有名なのは「シャイニング」、「クジョー」、「IT」、「クリスティーン」、「炎の少女チャーリー」、「ミザリー」、「ミスト」、また「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」なんかもそうです。特に好きなのは「ペットセメタリー」、ホラーじゃないけど「スタンドバイミー(原題はTheBody=死体」、そして今日語りたい「キャリー」
古い映画ですよ。1976年作品。これ、つい最近WOWOWでやったのを観たんですけど、なんだか号泣してしまいました。中学生だった頃劇場で見た時は怖かったひたすらに怖かったのですが、50年近く生きてきて、娘を持つ親になってしかも子育ても終わった現在観ると、まったく違う感想を持ってしまうのです。狂信的クリスチャンの母親のモラルハラスメントをうけるは、そのせいで学校ではいじめられるは、どこにも行き場のないキャリー。そんな彼女の悲しみがMAXに達した時、恐怖は訪れる・・・
キャリーを演じたシシースペイセクはのちにアカデミー賞をとりました。母親を演じたパイパーローリーは、あの人気ドラマ「ER」でダグ(ジョージクルーニー)のおかあさんを演じてましたし、ジョントラボルタも超いやな役で出てましたし、最後まで生き残ったスーを演じたエイミーアーヴィングは一時スピルバーグの奥さんでしたし、出演者がこの後結構出世しましたよ。監督のブライアン・デ・パルマものちに「アンタッチャブル」や「ミッションインポッシブル」を撮ったりしてます。
で、結局、いろんな背景がしっかり描かれたのちに惨殺シーンになるのですが、なんだか昨今のいじめ問題やら虐待問題やらと重なってしまうんです。キャリーがとにかく不憫です ホラーだけど怖くないです。悲しいんです。ホラーと言ってもマイルドです(笑)
そしてこの作品、なんと37年の時を経てリメイクされたんです。
このキャリー・・・ちょっとかわい過ぎる そしてこの映画の本当の意味での主役である母親役をジュリアン・ムーア(ハンニバルでクラリス・スターリングを演じた方)が演じます。楽しみ~なんだけど、ちょっと心配なことも・・・旧作への思い入れが強いとリメイクにがっかりすることが多い。「オーメン」のリメイクは残念だった。 新作キャリーの予告編を見ましたが、キャリーが怒りに満ちた表情をしていたのが気になります。悲しみに満ちてないといけないと思うんだけどなあ
そう言えば、何年か前、娘たちが中学生ぐらいの時かなあ・・・やはりWOWOWでたまたま家族全員でキャリーを観たことがありました。と言っても娘たちは親とちがってホラー全くダメなので最後の方だけ観ていたのです。私と主人はもちろん初めてじゃありませんからラストの地面から手が出てきてつかまれるのは当然知っていましたが、娘たちは知りません。手が出てくるまさにその瞬間に主人が次女の足をつかみました「ギャアアアアアアアア~~~~~~」 あまりの悲鳴の大きさに通報されるかとビビりました。
長々書いてしまいまして、なんだか支離滅裂になってきちゃったのでそろそろ止めます。
懲りずにまた「その2」をいつか書きます。
「キャリー」ってググると、バーっと「きゃりーぱみゅぱみゅ」が出てきます(笑)
じつに偏った内容の記事を最後まで読んで下さってほんとうにありがとうございます