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MRAとは、
・スピロノラクトン(アルダクトン®)
・エプレレノン(セララ®)
・エサキセレノン(ミネブロ®)
の3剤です。
高血圧においても心臓病においても、
積極的に使用するべき薬剤です。
いずれも高カリウム血症が懸念されますが、
高カリウム血症により、
ARB/ACEIが使用されなくなることが問題
と指摘されてました。
血清カリウム値をしっかり見ていこうと思います。
以下、MRAの用法用量です。
セララ®
6. 用法及び用量
〈高血圧症〉
通常、成人にはエプレレノンとして1日1回50mgから投与を開始し、効果不十分な場合は100mgまで増量することができる。
〈慢性心不全〉
通常、成人にはエプレレノンとして1日1回25mgから投与を開始し、血清カリウム値、患者の状態に応じて、投与開始から4週間以降を目安に1日1回50mgへ増量する。
ただし、中等度の腎機能障害のある患者では、1日1回隔日25mgから投与を開始し、最大用量は1日1回25mgとする。
なお、血清カリウム値、患者の状態に応じて適宜減量又は中断する。
7. 用法及び用量に関連する注意
〈効能共通〉
7.1 CYP3A4阻害薬と併用する場合には、本剤の投与量は1日1回25mgを超えないこと。[10.2 参照],[16.7.2 参照]
〈高血圧症〉
7.2 本剤の投与中に血清カリウム値が5.0mEq/Lを超えた場合には減量を考慮し、5.5mEq/Lを超えた場合は減量ないし中止し、6.0mEq/L以上の場合には直ちに中止すること。
〈慢性心不全〉
7.3 中等度の腎機能障害(クレアチニンクリアランス30mL/分以上50mL/分未満)のある患者においては、1日1回隔日25mgから投与を開始し、血清カリウム値、患者の状態に応じて、投与開始から4週間以降を目安に1日1回25mgへ増量する。なお、最大用量は1日1回25mgとすること。臨床試験で使用されたeGFRに基づく調節については「17.1.13、17.1.14臨床成績」を参照すること。
7.4 定期的に血清カリウム測定を行い、表に従って用法・用量を調節すること。(以下略)
ミネブロ®(適応は高血圧症のみ)
6. 用法及び用量
通常、成人にはエサキセレノンとして2.5mgを1日1回経口投与する。なお、効果不十分な場合は、5mgまで増量することができる。
7. 用法及び用量に関連する注意
7.1 本剤の投与中に血清カリウム値が5.0mEq/Lを超えた場合には減量を考慮し、5.5mEq/L以上の場合は減量ないし中止し、6.0mEq/L以上の場合には直ちに中止すること。[11.1.1 参照]
7.2 中等度の腎機能障害(eGFR 30mL/min/1.73m2以上60mL/min/1.73m2未満)のある患者及びアルブミン尿又は蛋白尿を伴う糖尿病患者では、1.25mgを1日1回投与から開始し、血清カリウム値など患者の状態に応じて、投与開始から4週間以降を目安に2.5mgを1日1回投与へ増量する。効果不十分な場合は、5mgまで増量することができる。
アルダクトン®(適応は、高血圧症、浮腫等)
6. 用法及び用量
スピロノラクトンとして、通常成人1日50~100mgを分割経口投与する。