血球貪食症候群の治療

『COVID-19と血球貪食症候群③』

↑の続き。

血球貪食症候群とは、↓によると、

病気がみえる vol.5: 血液

ウイルス感染等が原因で異常に活性化されたT細胞等による

過剰なサイトカインの分泌がその病態です。

そこで治療薬として、シクロスポリンが用いられます。

シクロスポリンは、

１．イムノフィリンと結合

２．カルシニューリンの酵素活性を阻害

３．NF-ATcの核内移行抑制

４．サイトカイン遺伝子発現を阻害

の機序で、サイトカインの産生を抑制します。

この薬も機序的には、

COVID-19の治療に使えそうです。