↑幸井先生は、黄連解毒湯を「熱毒証」や「心火証」に用いています。
昨日紹介した、黄連解毒湯は瀉心湯の一種で、
ツムラでは
14半夏瀉心湯
15黄連解毒湯
と瀉心湯が並んでいます。
黄連解毒湯の適応は、
比較的体力があり、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらする傾向のある次の諸症:
鼻出血、高血圧、不眠症、ノイローゼ、胃炎、二日酔、血の道症、めまい、動悸、湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症
と広いですが、当院ではもっぱら皮膚科で処方されます。
のぼせ・不眠・いらいら等のある皮膚症状に有効な印象です。
2018年に添付文書改訂となり、
重要な基本的注意に、
サンシシ含有製剤の長期投与(多くは5年以上)により、大腸の色調異常、浮腫、びらん、潰瘍、狭窄を伴う腸間膜静脈硬化症があらわれるおそれがある。長期投与する場合にあっては、定期的にCT、大腸内視鏡等の検査を行うことが望ましい。
が追記されました。