↑雨後の筍の如く、新型コロナ関連本が上梓されていますが、
この本が、一番わかりやすかったです。
というか、不明な点の多い中、得られる事実だけでどう考えていくか、
その考え方がわかります。
ということで、私も表題の「転院元のPCRの陰性結果は信用できるのか?」について、
丁寧に考えてみました。
COVID-19患者のPCR陰性はいつ確認すべきか?:日経メディカル
↑これは先日もご紹介した、イタリアのデータ(1,000人程度)です。
偽陰性の可能性がより低くなるPCR検査実施のタイミングを明らかにするため、
初回の陰性結果を得たPCR検査が、発症から何日目に行われたかに基づいて患者を層別化し、
再検査での陰性確認率を調べた。
再検査での陰性確認率は、初回陰性となった検査が、
発症から10~14日の検査では42.9%、
15~19日では47.8%、
20~24日では75.0%、
25~29日では77.4%、
30~34日では80.0%、
34日超では86.8%になった。
上記のデータから、
厚生労働省の退院基準、
①発症日から10日間経過し、かつ、症状軽快後72時間経過した場合、退院可能とする
②症状軽快後24時間経過した後、PCR検査または抗原定量検査で24時間以上間隔をあけ、
2回の陰性を確認できれば、退院可能とする
の①を満たして、発症11日目に転院元から転院予定の患者さんに、
退院に際しPCR検査を転院元に依頼し、そこで陰性となっても、
転院先に入院後の再検査で、再度陽性となる可能性は半分以上。
転院に際しPCR検査を実施し、結果を転院先にお知らせする場合は、
上記の陰性確認率に関するエビデンスも紹介しておいたほうがよさそうです。