エンドマーク&スマイル | ヽ(´∇`)ノ日和♪

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自作の詩や音楽についてのブログです♪

みなさん、こんにちわ♪

HHHです♪

今回は僕がお世話になってる
八雲さんが主催されております
エンドマーク&スマイルという企画に
参加させていただこうと思います♪

ヽ(´∇`)ノ


この企画は
自分の好きなものをブログで発表し
見てくださった方も笑顔にしてしまおうという
素敵な企画です♪

(*^-^*)


そこで今日は
僕の好きな情景みたいなものを
妄想も交えながら書き記してみたいと思います♪


皆様にも情景をイメージしていただけたら
とても嬉しいです♪









冬――


アイルランドの田舎町を僕は歩く。

年の瀬の夕暮れどきだから
すれ違う人は皆、家路を急いでいる。

僕はといえば、
少しのぬくもりを求めて
オールド・ジョンのパブへと向かっている。


店に入るとオールド・ジョンが
ホットワインにナツメグを入れて
暖炉の前でくつろいでいる。


「寒いね」

「ああ…」


交わす言葉もそこそこに
僕はカウンターに座る。

傷だらけだが磨き抜かれた
樫の木でできたカウンター。

僕はそこに座り、
持ってきたテニスンの詩集を開く。


「何にする?」


オールド・ジョンに聞かれた僕は


「いつものやつ」


と答える。

ブリュアーから真っ黒なギネスビールを
きっちり1パイント絞り出したジョンは
そっと僕の前にそれを置く。

僕は最初の三分の一ほどを
一気に喉へと流し込む。









沁みこんでいく

漆黒の闇のような

無慈悲なほど

冷たい

それでいて暖かいギネス。











その時、初めて僕は
この場所が自分のもののような
そんな気分になれる。


窓の外はもう暗く、
ちらついている雪が
オレンジ色の街灯に照らされて
銀色に輝いている。



「アイルランド中が雪みたいだな」



そんな僕の言葉にオールド・ジョンは
アイルランドの作家ジョイスの言葉を
引用し始めた。


「雪は――

天地万物をこめてひそやかに降り積もる

すべての生けるものと…」


「…去っていったものたちの上に」


おしまいの部分を僕がつぶやくと

オールド・ジョンは少し笑う。


僕もまた

少し笑って

あとでウィスキーでももらおうかと

そんなことを考える。























エンドマーク






&スマイル






















HHH



2014/12/17