二年が過ぎ
春の暖かさが
町を覆う
ひだまりの中で
佇んでいるあなたに
僕はこんな風に声をかける
調子はどうだい?
あなたは
可もなく不可もなく
苦笑いして首を振る
雲の上では
子供たちが
元気いっぱいに走り回ってる
僕は
あの子らが落っこちないか
そればかり心配している
あなたが僕に
笑いかける
空ばかり見てるねって
僕は笑う
首が疲れたよって
そう言って笑う
二年が過ぎ
僕は不思議に思う
なんで僕は笑えるのだろうって
傷はひとつも癒えていない
苦しみは少しも軽くなってない
失ったものは
もうどこにもない
そんなことを考えながら
僕は道を歩いていく
二年後の
この道を
2313/3/11