短歌集 『皐月』 弐 | ヽ(´∇`)ノ日和♪

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覚えてる
雨の匂いを
思い出す
引き出しの中
いつかの五月雨



  ブーケ2


曇天に
白く染まった
空を見る
果て無き色は
街をも染めて



  ブーケ2



時という
川のほとりで
佇んだ
水面に流る
過去を見ながら



  ブーケ2



振り向けば
遠い旅路の
広がるを
木陰に座り
樹と語り合う



  ブーケ2



陽の恵み
いっぱいに浴び
朱に染まる
ほおずき揺れる
街の路地裏



  ブーケ2



窓辺から
そよぐ春風
きらきらと
時計の針を
そっと進める



  ブーケ2



そのために
誰かの笑顔の
ためだけに
皐月の花よ
君は咲くのか



  ブーケ2



月明かり
探して街を
さまよって
回り逢えしは
川の水面に



  ブーケ2



忘れえぬ
想いを注いだ
杯を
飲み干すたびに
零れる涙



  ブーケ2



まだ遠き
初夏の香りを
風に乗せ
四季の便りを
君に送らん