春の修羅 私は語る そのための口があるから 私は斬る そのための太刀があるから 哀しみを斬り 憎しみを斬り 己が心を斬り捨てる ただ 己であるがために 焦がれるほどの想いに 喉元が渇く 潤すために羅刹となりて ためらいもなく刀身を振るう あるがままに 自分らしくあろうと すればするほど 自分が他人のように 自分らしく そう 思えば思うほど 自分が 他人のように思えてくる 春風の中 薄ら紅に染まるこの身 舞い散る花びらは 一刀の元に地に沈む 枯れた灯火 暗闇に 白刃振るうは 己が修羅 あるがままに