あれ?

今日も気がついたら、収穫したばかりのミニトマトが

縁側に置かれていた。

うちの庭で家庭菜園を楽しんでおられるお隣りさんからのおすそわけです。

いつもこうして取れたての野菜をいただきます。


今時こんな親切なご近所さんはレアですよね。


そう言えば昨夜も、見ず知らずの方からの親切に感動した。

具合が悪くなりそうな暑さでヘトヘトでしたが、つくまでずっと私の内側が良い気分でさわやかだった。


昨夜は花火大会があったらしく、

いつも乗る最終列車が始発からパンパン状態でやってきた。


いつもは営業時間外で、いるはずもない駅員さんが、

ホームで待っ私の横にやって来て

「満員で来ますから、つめてもらうよう言いますね」と声をかけてくれただけで感動した。

でも、これは序章ね。


このところ、これ日本の鉄道か?

と疑いたくなるサービスの悪さにいやけがさしていた。

二、三週前は、羽蟻が発生したとかで30分近く遅れて来たし、

ーー最終でこの遅れはさすがにくたびれるーー


つい先日も15分も遅れて来て、何一つ説明も案内もなし。最後まで当たり前の顔だった。もちろんネットの運行状況にも反映されてなかった。


仕事に遅れそうになった。


なのに、昨夜はどうした?

わざわざご丁寧に、満員で来るなんて予告してもらったのは初めてだ。

序章はここまでで、


さて、満員列車が来て、

目のやり場のないような浮かれた10代20代の浴衣姿カップルでぎゅーぎゅーな中で、

一人のおとなしそうな女の子が、下車しようとした。

すると、近くにいた若者が「通路あけてくださーい」と大きな声で叫んだ。

道ができて、その子は下車できた。


へーー

カッコいいなあ。彼氏さんだったのかな?


そう思っていた。


しばらくすると、彼は私に声をかけてきた。

「すみません。まだ遠くまで乗りますか?」


何か聞きたいのかな?助けでも必要な旅行者かな?

そう思って、「まだまだ先ですよ」(何か?)

と答えた。

すると彼は「あといくつ先ですか?」と聞いて来た

あとイクツ⁇⁇


「あと、えっと…ヨッツ」


すると、「もし座りたかったら言ってあげますよ」

😳🫢‼️


私は優先席の前に立っていて、座っていたのが多分20代くらいの二人連れの女性だったのだ。

彼は白髪頭の私の助けになろうと声をかけてくれたのだった。


ありがとうございます。私腰が痛いから、むしろ立っている方が楽なんですよとお断りしたが、

いやー嬉しかったです。

だし

一体どれだけ乗っているかわからない若い子達の中に、一人こんな青年がいるだけで、おばちゃん、いやバーバの疲れは吹っ飛んで、立ち続ける力が出ました。


それで終わりではなかった。

私の前に座る女性の横には高齢の男性が座り、彼がうとうとし始めて、一人の女性に寄りかかり始めた。

すると、正義の味方、弱い者の助っ人さんは、すかさずその女性に、

「知り合いですか?」と声をかけた。

素晴らしい知恵。

プロ?

すると、寄りかかっていた男性が恥ずかしそうに体を起こした。


何なんだろー。彼は警察官?自衛隊さん?

はたまた休暇中のJR職員?


にしても目配りが良すぎる。


そして、多くの人が下車して,席が空くと、彼はすかさず私に着席するよう勧めた。

わずか一駅……苦笑いしながらも感謝してその勧めを受けた。


不思議な正義の味方だった。