ヒソップは芳香があり、薬用植物であり、庭で育てることができます。
この低木はシソ科のファミリーで、比較的丈夫な性質なので容易に成長します。
紫、青、赤、白などカラフルな花を咲かせ目を楽しませてくれます。
ヘブライ人の間では、ヒソップは「神聖なハーブ」と呼ばれていました。
庭でヒソップを育てるには、日当たりの良い場所とかなり乾燥した土壌が必要です。
また、挿し木にして増やすこともできます。
ミツバチを引き寄せ蜂蜜を提供してくれる植物でもあります。
古典的なヨーロッパのハーバルレメディーでは、
咳止め、駆虫、発汗、高血圧作用、無月経を改善
そして利尿作用の薬効があるとされています。
注意事項として、血流が良くなりすぎてしまうので
高血圧の人の使用は推奨されていません。
中国医学では、牛膝草と呼ばれ、
細かい粉末に粉砕したものを、皮膚の腫れ、ニキビの治療や、
また、癌細胞の増殖を抑制するためにも処方されています。
主な適応症は、抗リウマチ、抗菌、けいれんやしびれ、収斂効果、
咳をとめる、心臓の問題、鼓腸、血行不良からくる頭痛、
傷のかさぶた、消化促進、利尿効果、無月経、痰のからみ、解熱とされます。
薬効として、体内の筋肉の硬直を柔らかくし、血圧を上げ、神経に利益を与え、
胸を弛緩させ、病気を予防し、各種炎症の消失を促進し、
心を落ち着かせ、やる気を起こさせ、胃に利益を与え、発汗を促進し、
体に栄養を与え、駆虫効果が挙げられます。