昨日、アンサンブルコンテストS県大会が開催され、我がK中学校からは「クラリネット7重奏」と「木管8重奏」の2チームが出演しました。結果は、クラリネットが金賞・代表」となり支部大会への切符を手にしました。木管は「銀賞」でした。どちらのチームも本当によく練習をしました。講師の先生方の指導もしっかりと聞き、地区大会の時と比べ、見違えるように上達していました。

 クラリネットチームは、2年生より1年生のほうが多く、譜読みをはじめ、形にしていくのが非常に難しかったと思います。しかし、2年生が1年生を必死にフォローし、1年生も必死についていこうとする姿勢が見られ、お互いに切磋琢磨したことが結果に結びついたのだと思います。演奏は非常に丁寧で、会場の空気をつかんでいた感がありました。地区大会のときのハラハラドキドキ率はぐんと減っていました。

 木管チームは、2年生の中に1年生がひとりというチームで、1年生にとってくらいついていくのが必死だったと思いますが、こちらも1年生へのフォローがよくできていたと思います。2年生が主体のチームですから、演奏曲もそれなりに難易度が高く、かなりやりがいがあったはず。名曲中の名曲に挑戦したこと自体、本当に勉強になり、アンコンとしては終了しましたが、この練習や本番から得るものは大きかったはず。それぞれの楽器がそれぞれの持ち味を十分に出し、よいサウンドで音楽を作っていました。私としては「好きな演奏」でした。

 アンサンブルの練習を通して、音楽のことや自分と向き合うこと、仲間と向き合うことの大切さや、またその難しさを学べたと思います。特に県大会までの時間になかなかアドバイスをする時間が作れなくて申し訳なかったですが、自分たちでどんどん進めていってくれたこと、というより、それができるようになったことが何よりの成長だと感じています。「できるだけ『自分でできることを増やす』ことが中学生には大切だ」と思うので、そういう意味で一皮むけた感がありました。これからはもっともっと自分たちの可能性を追求していってほしいと思いました。

 演奏会に向けての練習も始めていかないといけないから、ますます忙しくなるね。でも、仲間と過ごす時間が何より楽しく、何より大切だから頑張れる。みんなでどんどん成長していこう。