おはようございます。

節分ですね〜♪


書いて字の如く

節を分けるタイミング


わかりやすいイメージは竹でしょうか。

それまでの成長の節目をつけて

新たに天へと向かい伸びていく

終わり始まる時


ちょうど私的には

カルメン公演が終わり、次のオペラ ガラ・コンサートに向けて新たなスタートをきりました。


カルメン公演に関わってくださったすべての皆様に心より御礼申し上げます。


カルメン公演の締めくくりとして

私が感じたことを書いてみます〜♪

カルメンの生き方、人それぞれの捉え方があっていいのであくまでも私目線で!


「刺すのか、そこを通すか」


終盤でカルメンがホセに向けて

そう歌うのですよ〜

私は「潔くてかっこいい!」と感じる大好きな場面。


心の死は、肉体の死と同じ

心身を支配されるくらいなら

魂ごと死んだほうがまし!!と

ホセの執着だけの愛を拒絶するカルメン


カルメンは【自由】を求めているんですよね。


すごく極端だけれど、

【私の心は私のもの】という人生の舵取りは自分自身が握って生きろというメッセージを強く感じました。


ホセの「殺すぞ」という、恐怖を煽って心を支配し力まかせに愛を得ようとする暴挙に屈しない強い女カルメン。

悪女のイメージが強いですが、自分自身に嘘のつけない純粋な人だと私は思います。


【自分軸】を持った女性

今この時代にぴったりなメッセージが盛りだくさんなオペラ「カルメン」でした。


私は今回メルセデス役で

メルセデスから観たカルメンを感じたのですが、いつかカルメン自身を歌ってみたいなと思っています。

実力と経験値、つけていかねば〜!!


ちなみに作品から感じたメルちゃんは、

カルメンと同じく愛に生きたい人でちょっと似たところはあるのですが


「あなた色に染まりたい」ほうの打算的な依存の気持ちが強くあって、自立しているカルメンに憧れているなという印象でした。


カルメン、ミカエラ、メルセデス、フラスキータ、女の幸せは人それぞれ


あなたは誰に共感するでしょうか


役を演じるって、

自分を通してたくさんの人々が

役の人生を擬似体験して

生きる意味を模索する機会になるのかなと


私がオペラをやる意味みたいなものが

ようやく視えてきた今回の「カルメン」

とてもありがたい経験をたくさんさせていただきました。




私にとって、生きる意味の探究は

存在の肯定に直結していて

生きる歓びを感じること


オペラに戻ってきたのも

やはり偶然ではなく必然…

向かう方向を信頼して進んで行きます!!


オペラ集団 I CANTORI


次の公演は、サロンシリーズ4/15[オペラガラ・コンサート」です♪

(詳細は追って公開)


私は二重唱を二曲と五重唱を一曲、歌わせていただきます。

ぜひぜひ聴きに来てくださいね。

ご来場心よりお待ちしております♡