岩宗くんは4チームで行うグループリーグの第3戦に交代出場し、後半6分、貴重な1ゴールを決めました!
以下の文章は岩宗くんから寄せられたものです。この1年、彼が悩みに悩んで少しずつ成長してきた様子がよく分かります。努力して努力して、自分の目標へ近づこうとしている岩宗くんの気持ちを、読んでください。
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この1年間はすごく考えさせられた1年でした。
シーズン序盤、自分でもわからないくらい試合に出続けていて、おかしいよな、と思いながらもサッカーをおもいきってやっていました。そして関西リーグ3節目、初めて大きな膝の怪我をしました。サッカーができない、うごけない、そのストレスか身体も壊し、すごく考えさせられました。でも、その時に助けてくれたのは、初橋の同級生や先輩、後輩、そしてサポーター、アルテの監督、コーチ、選手でした。その時に絶対復帰したら、おもいっきりサッカーを楽しもうと思いました。
そして復帰し、和歌山代表として国体を戦い、順調にサッカーをしていましたが、天皇杯の山形戦、延長から勝負に出るといわれ僕が使われました。その時に僕のマークに点を決められ、初めてサッカーでの恐さを知りました。せっかく繋いでくれた、先輩方の試合を僕が潰しました。相手はJ2のチーム。警戒はしていましたが、一瞬の気の緩みで全てが終わった。そこから、リーグ優勝を決めるも二か月弱、僕は公式戦に出ることなくこの大会を迎えました。
大会直前には後輩達が選手権で負けたときき、絶対後輩の分までこの地域決勝大会をやりきると心に決めました。そして地域決勝、1.2試合目。チームは負けて僕自身の出番はないままリーグ敗退が決まりました。でも諦めきれなかった、試合に出たい、一勝でもしたい。誰よりも準備し、メンバーに呼ばれなくても走ってボールを蹴り、準備していました。そして第3試合に、遂にピッチに立てました。そして後半6分にゴールを決めた時、涙を流すサポーター、自分の事のように喜んでくれる選手、コーチ、監督。僕はこの15年間サッカーをしてきた中で一番のゴールを決めました。でもチームは負けてしまい、リーグ全敗のまま今シーズンを終えました。
僕がこの1年間で感じたこと、それは、自分の為に100パーセントでやっていないプレーヤーが人の為にサッカーなんてできるわけがないということでした。応援してくれている人の為にサッカーをしようと思っていても、自分の為にサッカーをしないとそれはできないということを、僕はこの1年間で感じました!
来年も、もう一度チャレンジします!
まだ決まってないですが、和歌山を背負って戦いたいという気持ちが強いです。これからも応援よろしくお願いします。