随分前の話になりますが、1月に現地を見に行った際、夫が仮住まいとして借りている家にももちろん行って来ました。
「こっちに来たらココに暫く住めば良いでしょ？で、家探しをすれば良い！」と。
でもさぁ、私のリクエストなんて何も反映されてない家じゃない？
そんな家
ネットで広告見た段階でこれはない！と思ってたのに、人に意見をとりあえずは聞くも何も耳を貸さずそこを借りてた
人に聞く意味ありますか？って感じ。
だってさぁ・・・
まず水回り。
いまどきの先進国にしてなぜにこんなに水圧が弱い？
ヨーロッパでは熱いお湯が出ないところはあると良く聞くけど、暖冬とはいえシャワーメインの入浴時ちょろちょろしか出ないお湯では寒くてたまらない！
無理です！！！
たった数日でもキツイってのに住むなんて無理～！
そしてそして。
日本ではいろんなアイテム駆使して手抜き料理で凌いできてしまった私が毎日使うキッチン。
日本と違って、きちんと出汁取らないと普通の和食は食べられないのよ？
こんな狭いキッチンで何が出来るのさ？
シンクはいわゆるヨーロッパサイズ。
なのに、食洗機もないの？
どうやってお鍋洗ったら良いの？
そもそもシンクに備え付けのお鍋を水平に置くことすら出来ないってそれが普通なの？
乾燥していて硬水で、ただでさえ肌が荒れる環境なのに洗い物まで小さなシンクで全て手洗いですか？
お弁当持参しなきゃならない環境下で？
オーブンもない！
今のうちよりレベルの低いキッチンまわり。
やだぁ～！
そして、まだ使ってないと言う冷凍庫を開けたら・・・ナント虫の死骸がいくつも！
マジ無理～！！！
どうしたらそんなとこに虫の死骸が放置されたままになるの？
人に貸すにあたってクリーニングも入れてないの？
ベットルームにしたって古臭ーい臭いがするの。。。
慣れない環境で暮らすと言うのに、最寄駅周辺がヨーロッパ人の観光地になってるらしいとはいえ、めっちゃ田舎で周囲に何もない上そんな家に住めと？
ネットもない！
テレビも映らない！
それを代行してくれることもなく自分で手配せい！と言うスタンスのオーナー。
古いものを大切に使う考え方には共感しますよ。
私も何でも使い捨てるよりどちらかと言えばそういう暮らし方の方がしっくりくるようになってきた人間です。
だけどさぁ、限度ってものがあるし。
食器棚には欠けた食器類にカトラリーは錆びてたり・・・どこ見ても無理じゃん！
話聞いてないなと予想していたものの、夫の神経にぶちキレました
まぁね、そういう事もあろうか、と言うよりどうせ何もしてないだろうと思っていたので、体調も悪く現地エージェントを探す余裕はなかったものの日本語が出来るスタッフがいるエージェントにざっくりお願いをしてから出かけた私。
ただね～、外人って権利の主張ばかりでほんと仕事しない人が多いですね～。
勤勉とか真面目と言われるオランダ人でさえ、「忙しくて～」ってことで返事も来ないとかそんな状態。
おかげで、物件を観る事が出来たのは帰国前日だけでした。
帰国前日の午後いくつかの物件を見て回ったけど、オランダ人セレクトのおうちは殆どがあまりにも田舎過ぎる感じ。
『私ひとりでこんなところで過ごすの？犬の散歩するのに治安は大丈夫？』と思うと気が遠くなりました。
マンションタイプなのに運河まで芝生のテラスがあったりして、家として素敵なところもあったんですけどね、家が良くとも出張が相変わらず多い夫なのでひとりで過ごすことを考えると１階って不安だったし、何より立地！
めちゃくちゃ田舎だし、治安も含め立地の特徴も分からないままではとてもその場では決められず・・・。
いくつかのお部屋は日本で言う湾岸のタワーマンションみたいなところでサウナやプール・ジムが付いてるところもあって魅力的でした。
エレベーターでは偶然フェイエノートルのサッカー選手にも遭遇したりして、サッカー好きの夫はいたく気に入ってたみたいだったけど。
陸の孤島とまでは言わないまでも海沿いで殆どの季節は寒そうだし、ちょっとした買い物に行くにも車に乗らないと無理そう。
更に、オランダ方式の賃貸らしく床も張ってなかったから住むまでが大変そう。
最初に賃料聞いて許容範囲かな？と思ったから見学に行ったものの、家具付にしてもらうとあり得ないくらいお高くて完全に予算オーバー。
少し下げられるとは言われたけど、その分家具の質は落ちるわけでしょ？
立地と物件、どうすべきか悩むところ。
それでも最後までそこを押してました、夫は。
私は知らんところに強制的に連行されるわけで、便利な手抜き商品＝合わせ調味料達を使えない環境で毎日キッチンに立たねばならんのよ？
少なくとも買い物の利便性とか治安がとっても大事。
あんたの通勤なんてちょっと長くなったって大したことないじゃない！！！
なので、ブログを通じて親身に相談にのってくださる方がいらしたので帰国後エリアの特性などを伺い検討。
で、『私の日常の快適さよりファシリティーや通勤の便利さを最重要事項として考えるなら、ひとりで快適な暮らしをされたらいかが～？』という事を伝え、どちらを選ぶかはお任せしたところ断念した模様。
当然よ！
と言うわけで、リクエストは全く聞かない夫は無視して、2月からネットでの家探しを始めました。
