この日は安曇野ちひろ美術館へ。


         至るところで、お花が迎えてくれるよう

パステルカラーの優しい色合いで描かれる

子どもの絵。

私に子どもはいませんが、

自分にとって大切な何かを想う感覚に包まれます。


いわさきちひろは、

若い頃に戦争を体験したり、

子育てと仕事の両立や、

絵描きとしてどうあるべきかに悩むなど、

必ずしも順風満帆とはいえない時間を過ごしながら、

それでも、子どものための平和な世界を願って

絵を描き続けました。


生活のために

幼い我が子を長野の実家に預けて、

東京で絵の仕事を続けていた時期もあったそう。

当時の日記からは

子どもに会いたくてたまらない気持ちを抱えながらも、

自分が家庭を支えていくという

強い決意のようなものが汲み取れました。


作風から感じる優しく温かい印象とはまた違って、

ご本人は、凛とした、

芯の強い女性だったのかなと想像しました。


一方でおしゃれを楽しんだり

(展示されている私服が素敵!)、

自然に触れながら仕事ができる場を作ったり、

少女のような笑顔を見せたり、

女性として多面的な魅力を感じます。


           高原に建てたアトリエを兼ねた山荘

美術館の敷地は、広い公園のようになっていて、

皆さん散歩したり、木陰でお昼寝したり、

思い思いにゆっくり過ごしていました。

地元の人にも愛されている様子が伝わってきて

こちらまで嬉しくなりました。


平和であることの大切さを感じられる場所。


子どもたちが安心して、
笑って暮らせる世界を
作っていけますように。