歩くのが気持ちいい季節になってきました。
以前読んだこちらの本。
「ゆっくり、いそげ」(影山知明 著)
クルミドコーヒーというカフェを経営している方が書かれています。
「クルミドコーヒーでは、どんな仕事にも
それを作る人の『存在』が感じられるものづくりをしていきたいと思っている。
最終的にそれを受け取る人を癒し、鼓舞しうるのは、
技術や知識ではなく、
哲学や価値観ですらなく、
それを作り届ける人の存在だと思うからだ。」
「お金以外の価値の大事さを見直す。
一つひとつの仕事に、時間と手間をちゃんとかける。」
~~~~~(以上、引用)
私はこの本を読んで、
そんな想いで仕事に取り組んでいる人たちが
とても眩しく、
同時に羨ましく感じたのです。
私も、そんな風に仕事をしたいなって。
それ以来、
すっかり慣れてしまった毎日の仕事の中に、
私の存在をほんの一滴でも入れたいという希望が湧いて、
仕事を少しだけ、
新鮮に捉えられるようになりました。
その空間を直接感じ取ってみたいなという気持ちが沸いて、
伺ってきました。
優しく温かな店内。
自然の形を生かした木のテーブルや椅子。
静かに流れるクラシックの明るい音色。
生産者さんを紹介する、手作りのポップ。
クルミをカリッと割る音。
(テーブルの上のクルミを、自分で一つ割って、いただくことができます。)
丁寧に盛り付けられた優しい味。
・・・
本に書かれていた「存在」と「手間」を
たしかに五感で味わうことができました。
帰り道、気づいたら涙ぐんでいて。
じんわり温かい気持ちになっていました。
憧れるだけじゃなく、
私なりに、
存在と手間を感じる時間を
日常の中にもっと作っていきたいな。




