映画「猿の惑星」の有色人種が白人から世界を乗っ取る話は、
以前にも書いたことがある。
BLMがWLMに代わる日が来るのだろうか。
世界経済のシステムが複雑に入り組み、単純に切り離せない状況。
草や樹木種で生育を続ける森のような存在を、
気に入らない種だけを間引く失敗がもう一度繰り返えされようとしている。
米中経済戦争は窮鼠猫を噛むがごとき中国の国力が
アメリカにとって手のつけられない程の脅威になってしまったからか。
世界の基本システムは弱肉強食であるが、
昨晩見た、チャドウィック・ボーズマン主演の「42」は、
1947年頃の人種差別の国、アメリカ野球界は、白人社会そのものの中に、
黒人選手ジャッキー・ロビンソンが「闖入する」騒動と耐えるしか方法のない時代、
大活躍することによって、ファンを増し、偏見を少しづつ取り除くストーリー。
世界の歴史は様々なものや考えが行き交う相対性の中で、
それぞれの特徴や問題点を互いに学びながら築いてきた。
しかし、21世紀、地球のキャパシティが限界にきたことが、
どんな人々でも薄々感じるようになり、今まで手にしてきた権利に神経質になってきた。
特に、駄々っ子のようなトランプ大統領のアジテーターに
多くの共感を表明する時代の、排他的な攻撃性に対して、注意を喚起する必要がある。
私の好きなジェームス・ブラウンを描いた、
チャドウィック・ポーズマン主演映画「ジェーム・ブラウン、最高の魂を持つ男」では、
狂ったように跳んではね、叫ぶシーンは、
私自身の抑制が効きすぎるのか、
あれほどバカになれないのか、世間の目を気にしすぎることの対比であるからこそ、
解放できた。
世界の苦汁に満ちた束縛を奇声と動きと汗で吹き飛ばす迫力は爽快!