浪人一年目の時、お茶美とかすいどうばた予備校に金がなくなく行けない。
自己流にやっていても評価は低く…そんな時、何かで芸大の夏期講習を知った。
3日間でうろ覚えだが1500円くらいだったからやっと行けた。
悶々としていた井の中の蛙から脱皮できそうな気がした。
目的は石膏デザインだった。
参加した人の中から、ライバルになりそうな手練手管の人を探すこと
そして休憩時間に芸大を見て回った。
そんな時、どこからともなく単調なラッパの音が聞こえてきた。
素朴な楽器で奏でたクラシックなメロディなり旋律などまるで関係なく、
音に惹かれて行ったのが、ブリキのバラックといった物置風の小屋だった。
そこで、素焼きの土器風のラッパを吹いている喜屋武さんと
古厩(ふるまや)泰久さんに会った。
全くボロい専攻科の教室だったというのを聞いてあきれたのは当然だったが、
この時に彫刻に目覚めたのである。子供の遊びに近い表現に集中している2人の姿に、
すっかり惚れ込んだのである。
受験一回目の専攻は油絵科だったが、2回、3回目は彫刻に変えた。
それは喜屋武さんの無邪気、あるいは能天気と思える姿勢とは正反対と思える
正確無比な、真っ白な紙に、山田寺の仏頭の木炭デッサンの
空間を一発で切り取り、石膏像の再現ではなく、
新たな感性と創造力による世界での
紙の上の彫刻と言える現実を表出するのであった。
もちろん、それまで見たことのない表現であり、物凄いものだった。
ネットより借用
樋口正一郎展 京橋/かねこギャラリー/樋口正一郎展に
おいでいただいた 喜屋武貞男先生。右はワイフの日出子
喜屋武先生の作品紹介の一例 下記ニュースより
ギャラリー志門 2015年 喜屋武貞男さん ライブ
GALERIE SHIMON--ギャルリー志門」で画廊の壁に制作
