遅れましたが観てきました、「アメリカン・スナイパー」です
2015年公開、本編132分
監督 クリント・イーストウッド
ストーリー↓
イラク戦争に出征した、アメリカ海軍特殊部隊のクリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)
人並み外れた狙撃の腕からレジェンドと称される。
残した家族を思い、敵の命を奪うクリスは、次第に心に傷を負っていく・・・
伝説のスナイパー、クリス・カイルの自伝をイーストウッドが映画化
98年のアメリカ大使館爆破事件をきっかけに、ネービーシールズに入隊したクリス。
幼い頃から父に狩猟を教わり、部隊でも狙撃主となる。
9.11をきっかけに、クリスも戦地へと派遣される↓
仲間を援護する射撃。
子供も女性も関係なく、アメリカの敵と見なせば全打ち殺す。
イラク戦争で狙撃兵として大きな成果を上げたクリスは、軍内で「レジェンド」と呼ばれるようになる。
しかし、敵からは「悪魔」と呼ばれ、懸賞金までかけられてしまいます
合計4回、イラクに送られるクリス。
出征を重ねるたび、故郷アメリカでの家族との平凡な生活に馴染めなくなっていく。
夫であり父親である自分、スナイパーとしての自分。
この狭間で揺れ動き、苦悩する男。
もちろん家族が大事なことに変わりはない。
けれど、スナイパーとしての自分に生きがいを見つける姿勢。
ブラッドリー・クーパー熱演でした。
役作りも素晴らしかった。
追い詰められた時に、ハッとした。奥さんへの電話のシーンは素晴らしい緊張感。
戦争映画のあるある、PTSDはお決まりですが
終始気が抜けない戦闘シーンは圧巻。
160人を射殺したカイル。
戦争を美化した映画ではない。
イーストウッドが描く戦争。
そこに善悪はなく、ただ観客に現実を突きつける。
それぞれの視点で、まったく違う戦争。
妻を演じたシエナ・ミラーも上手かったです。
過剰過ぎない演出。脚本も素晴らしい。
イーストウッド、84歳。
まだまだこんな、力強い作品を作れるなんて。
これからも期待しちゃうな~。
銃声、爆発。
臨場感で包まれ、観ているこちらも息をのみます。
第87回アカデミー賞・音響編集賞を受賞。
全米興行収入1位を守っていた「プライベート・ライアン」を抜き、
戦争映画史上最大のヒット作となりました
是非、劇場でご覧ください!
ではまた、ciao!!!