自民党総裁選のニュースに台風のニュース。どれも恒例行事といった感の9月の風物詩であり、我輩があまり語るべきことはない。なんだか自民党のたかだか代表を選ぶ選挙に国民世論を反映させろ!(意訳)とかいう意味不明の主張をする人々が偉そうに時事問題を語ってますけど、こーいうのを見るたびに日本の平和ボケした国民性を思ってしまう。たぶん普通に教育を受けて普通に暮らしてきたと思っている「普通の」一般庶民にとって、マスコミのコメンテーターが発する言葉に疑問を持つなど中々難しいことかもしれんね。年収何十億とかでプライベートで外車を乗り回すような奴が偉そうに庶民派ぶって説教かます、そういったワンパターンな芸を30年も40年も見続けて何も疑問に思わず、洗脳され尽くしているのが日本人ですから。

右も左も関係ない、という事を痛感させられる今日この頃。北朝鮮利権・麻薬・中絶と闇にまみれてるのが日本の芸能界とはいえ、安倍政権が終わったからと言って日本の根本的な問題である内向き談合体質が改善されるかどうかは疑問。90年代はある意味北朝鮮的洗脳の最たる時代で、黒柳徹子やデヴィ夫人が嘘とデタラメを巻き散らかし、石田純一の性犯罪や木村拓哉の身長偽装!!を何とも思わず全国民が受け入れていた最低の時代だったが、当時のアホみたいな退廃的な空気に無縁だったからこそ、今の自分があると言っても過言ではない。

組織人として建前だらけの環境で育つというのも重要なことだが、真面目な人々が去勢されて現実世界への対応力を失った結果、2010年代は奇矯なもの、極端で普遍性のないものの天下になってしまったというか。

日本人の小さなもの信仰、潔癖主義がファシストをはびこらせる温床になってしまったが、とにかく何かを成し遂げるには難しい時代である。何かを公言しただけで突っかかってくる狂犬ジャーナリストのような人間が僕の大学時代にもいたものだ。森友・加計・桜を見る会と、際限なく罵倒を浴びせられ続ける首相には本当に同情するが、次の首相にスガさん(菅直人と紛らわしいので暫くこう書きます)がなるのは確実として、彼の治世が平穏無事に成功に終わるかは、どういう訳か確信できない自分がいる…

何となく裏方や参謀向きで、トップになったらすぐにコケてしまいそうなイメージがスガさんにはある。菅直人のイメージとは別だが、緒方竹虎や宇野宗佑と同じようなイメージかな。まあ令和おじさんとしての人気も高いし、10月選挙では圧勝するとの見方もありますが。

本来ならもっと明るい話題にしたかったのだが、台風にかこつけて「麒麟がくる」の放送が中止されたせいで、かなり意気消沈している自分がいる…いい加減にしろNHK!!
目が悪いので子供のころテレビはあんまり見せてもらえなかったのだが、90年代はJポップの全盛時代だったよねえ。だから何だという感じだが、歌詞に英語を入れてるだけでカッコいいシティーボーイ((笑))で、英語の発音なんてアイマイミーしか分からない馬鹿でもtogetherを「トゥギャザー」とか、表面的極まりないコンテンツが氾濫跋扈し、ホンマに面白いことを言う奴は肩身が狭いという、史上最悪に生きづらい時代だったように思える。今は人間が劣化したとはいえネットがあるだけ少しはマシか。まだまだ進歩には程遠いが…

朝日新聞で石破人気がガタ落ち(笑)してから急に立憲新党の話題がテレビで増えたのは失笑ものだが、一私党の総裁選よりも野党の動きに注目する方がまだしも健全である。衆院106、参院44と予想よりも多く合流メンバーが集まったのは意外だけど、年内解散で議席を増やすとは思えないというのも、これまた厳粛な事実である。果たして新人は何人当選するやら。石垣とかいうバカが選挙直前にセックススキャンダルとか起こしそうで、第二のパコリーヌ(笑)などと呼ばれないか心配である。色んな意味で終わってる日本政治。でも北朝鮮はもっと終わってる。韓国を叩くと北が喜ぶ。維新を叩くと共産が喜ぶ。そんな調子で何を言っても二項対立主義に回収されてしまう今の日本の言論状況だが、ある種の放言やすっとぼけ、ハッタリの類も重要な時代である。新総理には、生真面目な現総理よりも高度なパフォーマンスを期待したい。
中道派で本当なら一緒にやっていたはずの石破茂さんは既に過去の人となりつつありますが。冷めたピザ・小渕ならぬ、鳥取砂丘並みに干からびたチーズ、いや食べ頃を逃してカピカピに固まってしまった石焼ビビンバみたいなもので、本当に力の入れどころを間違った政治家というか、これから日本のリーダーとして通用するとは思えないなあ。ま、二階や小池、小泉進次郎からも距離を置かれている時点でダメでしょう。


頭痛と眠気が今日になってさえ酷かった。共産党ファシズムが激化した2013年4月からずっと体調が悪く、もうかれこれ数年も地元でうだつの上がらない日々を送ってる訳ですが。好きなバロック音楽のCDを流しながらひたすら物事がうまく収まってくれることを願う。今の心境はホントにそんな感じです。

今聴いてるのはモニカ・ハジェットによるバッハのヴァイオリンソナタ集!!85年10月とかなり古い録音だしASVというB級に近いレーベルから出てた珍品なんだけど、たまたまヤフオクで安く入手できた。メインのバッハは前半のみで、後半にはベームやエルレバッハ、シェンクなどのマイナー作品を収録という贅沢な作り。
とにかく癒されるとしか言いようがない録音なので、中古等で見つけたら是非入手するが良し。LP時代の名残か知らないが、B面である後半にマニアックな曲を収録というのはネヴィル・マリナーとかの録音でもよく見られたものだ。自分としてはシュメルツァーのソナタが目当てだったのだが、同じ曲がdhmのフライブルク・バロックのCDにも入っていた。どちらも素晴らしいが、自分はこちらのトリオ・ソネリーの美音を際立たせた演奏は好きです。


 

 

ちなみにモニカ・ハジェットという人、トン・コープマン率いるアムステルダム・バロックの初代リーダーとして有名な人だけど、我輩はコープマンの演奏は全く好まないしCDもほとんど持ってないんだよなあ。ハジェットのバッハも、コープマンと共演した方のは腐るほど売ってると思います。どーでも良い事だが。