東京ではまた360人の感染者だとさ。風邪の流行と同じで夏の間は沈静化すると言ってた奴はどこのどいつだ出てこい!!全くもって酷い世の中である。暑さで気が遠くなりそうだが、また「反安倍」界隈がやらかしてくれた。吉村知事、うがい薬を巡る発言で集中砲火を浴び炎上!!あまり共産党と同じ次元で個人攻撃するのは嫌だしなるべく控えているのだが、今回ばかりはちょっと黙っていられない。うがい薬がコロナに効くってアンタねえ…証拠の是非はさておき、余りにもずさんな情報に国民が惑わされ薬屋の棚が空っぽになるようだと、確信犯的に新発明の薬と偽って毒薬でもばらまく奴が出てきかねないのでは?と思ってしまう。それこそミヤネ屋の街頭調査のような体を装って帝銀事件の犯人のような輩が「新薬」をばらまいたら?考えるだけでゾッとするが、世界中で混乱が広がっておりそれに乗じて犯罪を行うような「隙」は確実に増しているのである。

ま、今回の件は吉村のスポンサーでもある医療業界や製薬業界の一部が先走ってアホな会見に駆り立てたというだけで大した背景はないと思うが、ヨードは放射能汚染を中和させる為に飲んだりする事があるくらいで、基本的に発ガン性すらある毒物である。夜の町業界の人たちが我も我もとイソジンとやらをがぶ飲みしたら面白いけど、薬というのは周到な実験を経てようやく商品化されるもんであって、目先の患者数を減らすために危ない解決策をトップが示すようではダメである。ネットで維新支持層までもが呆れて批判を始めている以上、次の総選挙への影響も必至だろう。公明党超えの30議席超が予想されていたが、今回のイソジン・ショックにより28議席か29議席で終わる可能性が高くなってきた。比例のボーダーライン上の北海道、北陸信越ブロックは今回も取れないかもしれない。四国、東北に至ってはもともと厳しい上にダメな可能性が高い。

8月4日には何かが起こると思っていたが、まさかこんな形で野党の勢いが失われるとは。2017年も共謀罪で支持率逆転から前原自爆→解散の流れが強烈だったが、今回の騒動もある意味それを彷彿とさせる。吉村氏自身は小保方晴子さんと同じで純粋な人間でむしろ善人の部類なのだろうが、もっと根本的な問題を学んだ方が良い。以上。


何だかこちらも昼間の眠気が物凄くて、ショックの直撃を受けた気すらするのだが、まあ数日後には状況も改善しているだろう。
どうでも良いけど今聞いている音楽はコレ。

 

 真夏にコレッリの音楽をただ一人汗を流しながら聴いている。amazonでCDが800円代だったから衝動買いしたものなのだが、コレがなかなか良いのである。ヤフオクで昔のコープマンらのコレッリの録音を逃してしまい悔しかったので、ライブラリーから引っ張り出してきました。2012年頃の演奏で新しい、パトリック・コーエン・アクニーヌらによる演奏。ニケやクリスティの団体でリーダーをやっていた人でそれなりに有名人のハズだが、この録音を聴いた人って日本中にどれくらいいますかね…(汗)


コレッリというとひたすらイ・ムジチに代表される昔ながらの鈍重演奏か、コープマンやクイケンらに代表されるこれまた形式ばったスタイルのものが未だに定番とされている位で、近年の過激バロックブームの中にあってもひたすら低い地位に甘んじていた、と思う。シンプルで優美な魅力もあるのだが、現代人にとってはちょっと退屈、そう思っていた時期が僕にもありました。このCD、それほど録音が良いとは思わないし選曲もそれほど好みではないのだが、なんとソナタの数々がヴェネツィアン・ピッチ(A=441前後)で演奏されているのが特徴なのだ!!コレッリといえばガチガチのローマ教会直属の守旧派作曲家で、ピッチはA=415というのが常識中の常識ではなかったか?まるでモダン楽器のような甲高い響きで、神秘的で古色蒼然とした従来のイメージと違いすぎるのだが、ライナーにも何の記載もないのでどういう意図でこういう演奏を出してきたのか分からないのが残念なところ。コープマンやバンキーニといった人々への挑戦状だろうか?

以前某匿名掲示板でピッチについての議論を散々したことがあるのだが、結局どんな良い楽器を使ったとしても音楽の印象を決めるものはまずピッチだと思い知らされるものだ。20世紀はあまりに画一的な絶対音感などという虚妄が信じられていたが、アコースティック楽器を使った古い音楽こそそのような画一性とは無縁なのは、ニケやビオンディなど優秀な音楽家の演奏に親しんでいればすぐに分かること。我々はこだわりを求めているとか意識高い系とは無縁なわけです。ただただ面白いものを求めて古楽レーベルに辿り着いたという。


で、ヴィヴァルディみたいなピッチで演奏されたコレッリはどうだったかと言うと、中々面白いとは思うものの、ちょっと違うかなという印象。ソロのために作曲されたOp.5からの曲は違和感が無いのだが、トリオソナタで同じ事をやられると、ちょっとギスギスした印象になってしまう。

むしろフランスの演奏家陣だからかは知らないが、付録のクープラン「コレッリ讃」の方がはるかに安心して楽しめるというのが正直なところ。こちらは普通のA=415のローマピッチで演奏されている辺り、なんだか妙な気分になります。今の時期のような気分が乗らない時は、コレッリのような穏やか~な音楽が無性に聞きたくなるもんです。皆さんも是非。