(てんそんこうりん)て読みます。
初代天皇、神武天皇の祖先の瓊瓊杵尊
(ニニギノミコト)のお話です。
その前にスサノオノミコト
(便宜上カタカナ表記にします)
が、高天原に行ったところから、振り返ります。
スサノオノミコトがものすごい勢いで、
高天原に向かって行ったので、
アマテラスはスサノオノミコトが
高天原を攻めに来たのかと思い身構えます!
そこで敵意のない証拠を得たいとして、
《うけい》誓約
=(今で云う占い)をすることにします
ここでは、互いの持ち物を交換して、
噛み砕いて息吹でできた子神を以って
判断しようではないかと言う事になりました。
《うけい》誓約って?
例えば、八幡神(応神天皇)のお母さんに、
神功皇后(じんぐうこうごう)
と云う方がいらっしゃるのですが、
その方は、《うけい》をたくさんしています。
有名なものに新羅遠征の吉凶を天に伺う時に、
川で「この遠征に成功するならば、魚がかかるだろう」と祈って飯粒を付けた糸を垂れたところ、
魚がかかった。
このとき釣れた魚が『あゆ』だから、
魚に占うで鮎という字ができたと云う、
故事があります。
現代では、靴を放り投げて、表裏で明日の天気を占う感覚でしょうか?
そのもっとレベルの高いやつです。(*^^*)
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%81%86%E3%81%91%E3%81%84 (宇気比=うけい、参考)
ともかく神功皇后は見事勝利して凱旋し
同行していた神々を祀ったのが、現代に残る
廣田神社生田神社
長田神社
元住吉神社 (→住吉大社)
です。
話を高天原の《うけい》に戻します(*^^*)〜
※お互いの持ち物
(スサノオの剣、アマテラスの玉)
を交換し、それぞれに口に含んで
はき出した息の中から、
スサノオは五柱の男神を、
アマテラスは三柱の女神を出現させます
アマテラスは、子神の所属はそれぞれの持ち物の元の持ち主によると宣言。
スサノオは、自分の剣から、
美しい女神が生まれたのだから、
自分の潔白
(高天原を攻めに来たわけではない)
が証明できたと宣言するのである!
一方、アマテラスの左のみづらに巻いている玉と
スサノオの息吹からお産まれになった神様が、
天忍穂耳尊(アメノオシホミミのミコト)
そしてその子供こそ、
高天原から地上へ向かって降りてゆく
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)
でございます!!(with 三種の神器と稲穂🌾)
アマテラスからみて、孫にあたるので、
通称、‘’‘’天孫降臨‘’‘’と呼ばれる出来事なんです!
(^_^;)長!(笑)
次回〜ニニギノミコト〜地上へに!! つづく。