古き良き時代、だなんて、私ぐらいの年でいうのは全く分不相応なんですけど、最近、古い映画やドラマを目にする機会が幾たびかあって、なんか感慨深いものがありましてねぇ。
たとえば、私、怖いの苦手なんで(いや怖いもの見たさで、書籍は読みますけれども)、特にスプラッタとか、意味のない暴力とか、なんていうのかな、自分でそういう類のものはあまり映像では見たくないのですよね。
いや、血糊つけた俳優さんに「素敵~」とか言ってた時点で説得力ありませんが💦
正月に、実家で「プレデター」が流れてたの見たこと言いましたよね。
あれ、呟いただけだったかな?
私、アーノルド・シュワルツネッガー、好きなので勇者コナンシリーズとか結構見てたんです。
あの筋肉でファンタジー世界闊歩してくれると絵になるじゃないですか。
で、たまたま「プレデター」がシュワちゃん出てたので見ちゃったんですけど。
プレデターは以前、旦那に「プレデターVSエイリアン」だったっけ、両方のヒット映画のモンスターが戦っちゃう、ごった煮映画見せてもらいましたけど、意味わからんかったんですよね。
好きな人はたまらんのでしょうけど、私には、得体のしれない異星人が襲ってくるタイプの映画はどっちかって言うとB級だし、見てくれは美しくないし…←。
だいたいそういうお話のパターンて、一人ずつやられてっちゃって、主人公がやっつけるんですよね。
これ、ハリウッドの映画でもジャンプの漫画でも王道…。
でも、一作目の「プレデター」は確かにグロかったけど、カメラワークとか、キャラクターの描かれ方とか、なんか一種の美意識を感じたんです。
なんか、特撮が当たり前の今の映画やドラマではお目にかかれない、なんか古き良き「何か」だ、と思って。
それから、WOWOWで見た「敦煌」。
佐藤浩市が若かりしときの映画ですけど、これもなんか、全部CGとかないんで、泥臭いんですけどリアル感があったなァ。
砂漠での戦闘なんて、ラクダや馬を乗りこなして、砂塵の中戦ってるのが、相当人数使ってて、なかなかリアルでしたよ。
昔は祖母と西部警察とか見てましたけど、西部警察じゃ、当たり前に毎回車吹っ飛んでたりするけど、今はほとんどないな~、とか。
CGないから、当然、本物の車吹っ飛んでるわけじゃないですか。
いまのCGは絵的に美しいけど、やっぱり絵であって、本物じゃないんですよねぇ…。
それに、今はいろいろ自主規制が効いているせいか、昔は当たり前の表現でも、迂遠になってたりして、なんか、物足りない。
それが、昔のもの見てると、「ああ、これこれ!」って感じでスッキリしました。
人間、若い時見たものが、結構人生支配するのかもなァ(;´Д`)。
今はCGでお金かければ何でもできるので、それで色々見せてもらうのも、むろん楽しいんですけど。
なんか、今なら白黒映画、楽しめそうな気がするなァ。
若いころには、白黒なんて見る気しませんでしたけど。
数年前に見た、ジャン・コクトーの「美女と野獣」も、今の美女と野獣とは一味違う趣がありました。
黒澤作品、いろいろ見てみようかしら…(*´ω`)。