プロファイラーは再放送なんですね。
ツタンカーメン王の墓を発見したハワード・カーター。
私、エジプト大好きなんで。
すでに録画したのあるけど。
見ちゃおうかな♪
ツタンカーメン王の墓については様々な逸話があります。
エジプト初代王から記載されているはずの王名表にはツタンカーメン前後4人の王の名前がありません。
王名表にも乗らないほどの王に、あれほど見事な副葬品があったのはなぜなのか。
また、ツタンカーメンの墓自体も、エジプト王の墓としては驚くほど小規模で、壁画も少ない。
けれども、あの、見事な、幾重にも重ねられた黄金の棺。
ツタンカーメンの棺は、三重の黄金張りの木製棺、それも精緻な装飾が施されていますが、それが、マトリョーシカ人形みたいに入れ子になっていて、更にその中に、三重の人型棺が納められていて、外側二つが木製の金張り人型棺、そして、一番内側が金無垢の人型棺で、その中に、黄金のマスクと装飾品を纏ったツタンカーメンが横たわっていたわけです。
他の王の墓が、壮麗な規模にもかかわらず、副葬品が盗掘にあってほとんど発見されていないので、なおさら謎は尽きず、いくつもの説が唱えられてはその真偽が議論されています。
もう、ワクワクです(^^)。
黄金マスクの精緻な作り。
同時期の古代文明の黄金の造形物と比べると、小学生の工作と、芸術家の作品みたいな、、雲泥の差、と言えるほど美しい完成美があります。
西洋美術史、ひいては東洋美術史を紐解くには、どうしてもエジプト文明は避けては通れないんですよね。
優れたエジプト文明の彫刻は、ギリシャやローマの美術に影響を与え、シルクロードを通ってインドの仏教美術に影響を与え、果ては、岡田くんの好きな日本の仏像の造詣のルーツともいえるものなんです。
若い頃、「エジプトへ行こう!」と気分が盛り上がるたびに、なんかテロとか起こって怖くて行けてないんですけど(^^;)。
せめて、大英博物館に行って、エジプトの遺産を拝んでみたいなぁ。
何故、エジプトの宝が大英博物館に所蔵されているかは、また話が長くなるのでいずれ。
なんか、一回ブログでとうとうと語った気もするけど。
興味のある人は、ナポレオンを調べてもらえればわかります(^^)。
11月初回プロファイラーはロダンなんですねぇ。
ロダンというと、私はなぜか、アニメのZガンダムを思い出します。
主人公のカミーユ・ビダンは「女みたいな名前だな」って揶揄われて怒るシーンが印象的なんですけど。あ、男の子なんですよ?
このカミーユのモデルと言われているのがロダンの愛人、カミーユ・クローデル。
二人の共通項は、才能豊かで素晴らしいのに、繊細で精神的にもろく、狂気の世界に追い込まれるところなんですね。
私、よく、上野の西洋美術館に行っては、入口の門から美術館の建物の間に展示されてるロダンの「考える人」を横目に見ながら、同じくロダンの「地獄の門」を堪能してました。
この二つは西洋美術館のシンボルみたいな常設展示なんですけど。
特別展を見に来て入るんですけど、どうしても地獄の門の前でたっぷり十分くらいは物思いに耽りたくなっちゃうんですよねぇ。
なんか、大好きな作品です。
ホントに、「地獄の門」を開いたら、別世界が広がっていそうでね。
この「地獄の門」は、ダンテの「神曲」に想をえてロダンが制作したものです。
「考える人」は、この「地獄の門」の上部に設置されていて、門の装飾の一部なんですよね、もともとは。
ロダンは、とある美術館の門の制作を請け負い、「地獄の門」を制作し始めますが、美術館の話が流れてしまって、それでも、今度は自分の作品として制作を続けるんです。
「地獄の門」には、ロダンの人生に対する葛藤や憂いが込められているんじゃないかな。
確か、まだ未完の作品なんです。
永遠の、未完の作品なんですね。