今日は旦那の休みだったので、二度目の鑑賞行ってきました!
ちょっと足伸ばせば字幕付き上映の映画館あるんだけど、旦那が「字幕なんていらねぇよ!十分ストーリーわかるし、体感するんだよ、体感!」というので、いつもの映画館へ。
もうね、またまたすんごく面白かったです(#^.^#)。
ネット上で、フェアな批評ですけど、一点、福島正則を馬鹿に描き過ぎじゃないか、というご指摘が。
念頭に置きながら見ていると、「確かに~(笑)」と、さらに鑑賞ポイントが増え。
前も言いましたが(言ったかな?ヤフーにもコメントしたのでちょっと曖昧💦)、この映画はドキュメンタリータッチのようで、まったくのフィクションなので、史実の忠実な再現度で批評するのはちょっと違う気がする(^^)。
でもね、彼も黒田長政と仲たがいしてたけど、潔く自分から仲直りして見せるところも描写されてていい男でしたよ。
石田三成と対比、というか、三成の性格として彼を馬鹿にしているので、つい、描写もばかにして見えるかもしれないけど。
監督は各キャラに愛があると思います。
映画「関ケ原」は、司馬遼太郎の小説を下敷きにした、全くのフィクション(私は、史実もある意味フィクションな部分がある、と思っているので)なんだけど、背景には深い歴史への造詣とリスペクト、そして、それを踏まえた監督なりのアレンジがあると思うんですよね。
左近の亡くなり方は史実ではわかっていません。
墓すら定かではない。
そこを逆手にとっての、あの衝撃的なクライマックスなわけですよね。面白いです。
そういえば、冒頭で左近は柳生家の面々と会談して、どちらについても生き残るように、と、左近は石田勢についたので、柳生は家康に、とまとめていますが、こちらは、島左近の娘が柳生家の嫁であったことを知っているとわかりやすいかも。
また、朝鮮の大砲名人ですが、加藤清正も連れ帰った利発な子を高僧として育て、その朝鮮出身の僧が清正の葬儀一式を取り仕切ったという話を聞いたことがあります。
半島から連れて来られて日本で余生を全うした人は思われている以上に沢山いたのかもしれませんね。
またさまざまな発見がありましたけど、やっぱり相変わらず、岡田くんのアクションにはしびれる。
なにげない冒頭の乗馬シーンからして「馬うまいな~」って。
あれ、岡田くんが、三騎がまとめて動けるように巧みに動いてる気がするんです。
島左近の息子役の人、乗馬は出来ますけど野駆けは初めてだったそうなので。
また、敗走するときの、絶望感を体現したような三成も見事ですよね。
そこからの介者剣術。たまりません(*´ω`*)。
いろんなところに伝令代わりに駆け回る岡田三成。
随所に馬上の岡田くんが見れて満足♪
それから、おなか痛い三成もチェック(笑)。
大谷刑部とのBLっぽい語らい(私にとっては(笑)。永遠の0の宮部と景浦も私にとってはBLだもの)もたまりません。
なんなの「お前の心を代弁して何が悪い(要約)」って♡
多くを語らない、心がつながってる男同士の友情みたいなの、大好物です。
島左近と石田三成のやり取りも、いちいちニヤニヤしちゃう。
竹杖事件は後引きますけど、左近、はっきり三成のこと「かわいらしい」って言ってたよ?
かわいいって言われて動じない三成にはアイドル岡田も感じたよ…。
流石に旦那は三回目見ないと思うけど、私はまた見たいなぁ!
来週の旦那の休みは用事があるので、秘密で一人で見て、時間置いて、また誘ってみようかしら…。
考えてみると、私、結構昔から三成を冷たくて嫌なやつとはあんまり見ていないんですよね。
この「関ケ原」の三成みるまでは、大河「秀吉」(竹中直人)の石田三成が一番イメージだったかもしれない。
なんと、佐吉時代は小栗旬、三成時代は真田広之ですよ。
私はこの「秀吉」スゴク好きでよく見てましたが(沢口靖子目当てで。ファンなの)
このお話は、三成が淀殿に完全にリスペクトしてて、ちょっとプラトニックラブだったけど、主君、ひいては好きな(崇拝する?)女性の為に身を犠牲にするって感じでカッコよかったなぁ。
「軍師官兵衛」で秀吉をまた竹中直人がやってくれて嬉しかったな。
そういや、私が生まれる前の大河「太閤記」では秀吉は緒形拳、茶々は三田佳子ですよ。
どちらも好きな俳優さん。
ちなみに、石田三成は石坂浩二(この人も好き)です。
北大路欣也の「竜馬がゆく」と並んで見てみたいかもなぁ(*´ω`*)。