ザ・プロファイラーの再放送見ました。

この番組の再放送見るとき、楽しみの一つは岡田准一の変化具合(笑)。

最近の貫禄出た感じがする雰囲気の、一歩手前。

軍師官兵衛撮影してる頃なのかしら、眼がきらきらしててきれいでしたね( *´艸`)。

ラジオにしろプロファイラーにしろ、出演している方々のお話は興味深くて、今まで知っていたことにしろ知らなかったことにしろ、新たな面に光を当ててもらう感じで楽しいのですが、そこに、話を導いたり、より深みを加えたりする岡田くんの考察も鋭くて、さらに興味深い番組になっていると思います。

普通にテレビ番組だと、聞いてほしいところ聞いてもらえないんだけど、そういうお預け感がないというか。

ザ・プロファイラーの次のシーズンはあるのかなぁ…。

ぜひ、あってほしい(*´ω`*)。

コナン・ドイルも、一通りのことは知っているつもりでしたが、改めて記憶を思い起こさせるところもあり、なんか、シャーロック・ホームズ、また読みたくなってきたなぁ。

持っているのがものすごい古本で、もう、まったく茶色いので(笑)、そろそろ新しい翻訳版を買おうかしら…。

 

今読書しているのは、「指輪物語」のさらに元となる物語「シルマリルの物語」です。

まだ四分の一くらいしか読めてないけど、これ読むと、「指輪物語」本編に伝えられる伝説がよりよくわかって、この世界のはじまりからそこに至るまでの歴史や経緯、そして、そこに込められた作者の思惟が読み取れてより深く楽しむことができます。

「指輪物語」だけでも深ーい物語なんだけど、これも深い~。しかも幻想的~(*''ω''*)。

面白いのは神話構造です。

日本みたいに神様が何人もいるうえに、さらにその上に絶対的な創造主がいる。

多神教と一神教をスムーズに再構築したみたいな解釈ですごくユニークなうえ説得力があります。

なぜ、人間に味方する神がいて、なぜそれに相対する神がいるのか。

光と影の宿命みたいな。

そして、光輝かしい神々よりも、暗黒の神のほうに、能力的にはより人間が近いとか。

光の神も、暗黒の神も、ひとしく創造主にとっては等しい存在であったり。

人間のみが有限の命を持っているけど、それは永遠の命を持つ者にとっては羨むべきことだったり。

なんか、いちいち面白いです。

またこれが、まったく架空の世界のことなんだなぁって思うと、人間の想像力に改めて驚かされます。

ファンタジーって深いわぁ。

 

お話を作るうえで、まるっきり架空のファンタジーって難しいんだ、ということを、昔編集の人と話していて伺ったことがあります。

だから、現代とファンタジーを行き来する物語は作りやすいんだと。

知っている世界と知らない世界のミックスは、読者を引き込みやすいんだという話。

丸きり知らないなんのこっちゃ、という世界に対しては、物語の最初に大いに説明を挟まないといけないので、まずそこに飽きる読者がいる。

ところが、説明不要の世界から始まる話は、最初っから読者をつかみやすいのです。

のっけからどんなアクションから始めても説明なしにキャラクターに話が持っていけますしね。

「指輪物語」はものすごい背景の深い物語で、すべて架空の設定ではありますが、その観点から行くと、物語のはじまりがホビットの郷から始まるんですよね。

このホビット庄は、ものすごく、普通に人間の世界に近いんです。

住人は人間ではないけれど、人間の泥臭いところとかのんきなところ、そして、最も勇気のある所を抜き出したような、そんなホビット族で。

平和を愛し、日々、平穏に、おいしいご飯を食べて愉快に楽しく生きることを最上とするような。

そういえば、「永遠の0」も現代から始まって、戦時中に話が移動しますよね。

そして、日常と非日常が密接な関わりがあって、深ーい話になってたり。

日常と非日常の関わり合いが、ヒット作を生む一つの要因であるかもしれませんね。