最近、昼時は食事をとりながら、姑に付き合ってよく「やすらぎの郷」というドラマを見る。
往年のスターたちが豪華共演する、熟年の方々にとっては夢のようなドラマかも。
ドラマの設定ですが、「やすらぎの郷」とはテレビ人専用の老人ホーム。
専用のスタッフが常駐してみな心穏やかに暮らしているんだけれども、それぞれにスターであった過去もあり、灰汁の強いキャラクターたちが様々な騒動を繰り広げる(穏やかだけど)。
中心にいるのが石坂浩二演じるシナリオライター。
テレビ人でありながらもスターを外から眺める彼の視点が面白い。
さて、そんな中、ある入居者に、特攻隊の隊長を演じることになった若手俳優(向井理)が、戦争時の体験談を聞きに来ることになる。
入居者自身は乗り気だが、デリケートな問題なので石坂浩二は気をもむ。
スタッフの責任者(草刈民代)になぜ、その話を引き受けたのが聞いてみると、いつも冷静な彼女が乙女のように「『シノ』になんて、なかなか会えないから、つい強引に話を進めちゃって…」
その若手俳優の役名は四宮。略して「シノ」。
若手女性スタッフたちは「シノ」が来る!と、きゃいきゃい。
見ていた私は思わずニヤニヤ。
向井理演じる「シノ」ってなんだ、二宮君か。
紹介聞くと、「28歳のイケメンで、演技派でもある俳優。老若男女に幅広い人気を持ち、清潔感があれば気品も備えている。好感度ナンバーワン若手成長株」
…私が聞くとこれ、岡田君設定にも聞こえるんだけど(笑)。
映画版「永遠の0」で宮部久蔵を演じるにあたって、岡田くんが年配の方々にお話を聞いたのもよく伝え聞く話だし、なんだか、向井理と二宮君と岡田くんが混じってるようでいろいろ突っ込んでしまう。
石坂浩二が、「体験談を聞くのはデリケートな問題だから、彼がそこをわきまえた人物で、なおかつ、年上の目上の人にきちんとした対応ができる人かどうか…」と気をもんだり、
「シノ」が来る!と喜ぶ往年のスター女優たちも、「SP」連れてくるかしら?なんて話してるのを聞くと、いちいち私には岡田准一フラグが立ってる気がして笑えてしまう( *´艸`)。
ともかくも、実際、ドラマ版「永遠のゼロ」で宮部久蔵を演じた向井理が特攻隊隊長を演じるために話を聞きに来るっての、ほぼほぼリアルだし、このドラマはどことなくそんなことばかりで、なんか視聴率が高いのわかる気がする。
明日も見れるかわかんないけど、次回が見ものだなぁ。
そして、今日は野際陽子のおそらく最後の出番だった。
亡くなってから見れば、ギリギリまでほんとに女優業をまい進していたんだなぁ、と、いろいろな意味で頭が下がる…。
女優としても、自立した女性としても、素晴らしい人だったんだと思う。
冥福をお祈りします。