突然決意して今日行ってきちゃいました。
火曜日、行こうか、って言ってたんですが、私の仕事も忙しくなるし、姑の病院もあるし、なにより、今週は、今日をのぞいては長女がテスト期間でお昼には帰ってきちゃう(^^;)。
私にとっては二度目の追憶。
やっぱ、よかったですね~(*´ω`*)。
やっぱり映像が美しい…。
そして、世界観がねー、こう、人生のやるせなさとか、不条理とかを深く描き出していて、何とも言えず余韻が残ります。
でも初見はやっぱり、ネタバレなしで見ておいてよかったなぁ、と思いました。
この「追憶」は余計な情報、なるだけ入れないで見に行ったほうが絶対この映画のホントの醍醐味が味わえると思います。
四方の、八方ふさがりのような追い詰められた感じとかはね、やっぱり二度目では一度目ほど味わえなかったし。
でも、わかっているからこそ、なるほどっていう味わいも、二回目にはありましてね。
より自然に、映画の世界を味わうことができたような気がする。
鷹は、高倉健さんに重ねてる、って話でしたが、私にとっては、篤と啓太の生きざまを映してるようにも思えましたねぇ。
富山の美しい風景が、そのまま、監督の人生観となって観客に沁み込んでいきます。
スクリーンを出るとき、後ろのご婦人方がしみじみ、「よかったね~」って話し合ってるのが共感でしたね。
姑も面白かったようで、見に来てよかった、と言ってくれました。
若いころ以来の映画館だったみたいです。
今の映画館はこうなってるのねぇ~、シートは勿論、足元まで、ふっかふか!とか言いながら、嬉しそうにしてくれてました。
映画館でて、すぐ和食のお店に立ち寄り、映画の感想を話し合ったんですが、映画も渋かったけど、岡田准一もやっぱ渋かった~、と感慨もひとしお。
「追憶」の前は「関ケ原」の予告なので、「次また、違う映画出るのねぇ!今度のは刑事だったけど、次はお侍?ホント、ふり幅が広いわね~!」とウキウキ←姑が。
そして、安藤サクラはなにげない女優さんだけど、ホントうまいわねぇって言及。
小栗旬もいいでしょ?って聞くとうなずいて。
私は、クライマックスのカーチェイスがお気に入りのシーンなので感想聞いてみると、「あの刑事さんは、自分の子供があんなになっちゃってるじゃない?だから、なおさら一生懸命、車飛ばしてたのよねぇ」って言って、お話がもっと長くてもよかった、と。
でも、私が「でも、短くてもその刑事の背景とかしっかり描かれてるでしょ?」と聞くと、
「短いのに、きちっと全部話入ってるのよねぇ」って感慨深そうでした。
姑は今年78になります。
足腰も弱ってますし、長いこと座ってるのは苦痛(膝が痛くなって、すぐに歩けない)なので、今回、一時間半の上映時間を考えて、これならいけるかも!って思いましたね。
それから、耳も少し遠いので、大きめの音響もちょうどよかったみたいです。
配慮の上でそうなってるとしたら凄いな(^^)。
付き合ってもらってありがとうね、と言うと「ううん、私も岡田君好きだから」←えっ。
慌てて、あんたほどじゃないけど、って付け足したけど(笑)。
そういや、しっかり、「嵐にしやがれ」見てたし、思い出すと、プロファイラーも見てる時あったなー(・´з`・)。
確実に、岡田くんのファン層が広がってる気がします(笑)。
追記:私、この「追憶」を初めて見終わったとき、なんとなく「幸せの黄色いハンカチ」思い出したんですよねぇ。ストーリー上の感情の動かされ方とか。
山田洋二監督だけど。高倉健が印象的でした。