土曜は、お茶の新しいお免状をもらったので、先生である姑や義姉から、引き継ぎ、という儀式みたいな行事をさせてもらってました。
家でやるけど、紋付きの着物を着て、五種類の和菓子を用意して静々と…(^^;)。
普通に正坐するのはいざ知らず、足袋はいて正坐すると、私の座り方が悪いのか、足の甲の縫い目が当たって、時間が長いと辛くなってくる…(苦笑)。
お茶のお点前って、上に行くほど複雑になっていくので、見ている方は面白いのだけど、やる方は必死です(笑)。
今回お点前を披露してくださるのは、義姉。
一週間くらいリハして取り組んでました。
ホントは、お点前を見せて頂いて、お免状を頂くまでだと思うんだけど。
今回、特別に自分たちもお道具使わせてもらい…。
自分たちの時は、流水模様の涼やかなおまんじゅうで・・・。
みなさんが一般に思っている抹茶はお茶事では薄茶と呼ばれるもので、ここでねるのはもっと濃い―い濃茶というものです。
抹茶の粉から違うのだー(^^;)。
 
お抹茶を堪能したところで、姑自慢の品々が出てきました。
↓この扇子と帛紗は今の海老蔵さんのお爺さん直筆のやつ、らしいです。
隈取の掛け軸も前に見せてもらったことあります。
舞台が終わった後、化粧落とす前とか、絹の布に写し取ってもらったようで。
価値のわからない私は「へぇ~」とみるばかり。
姑の先代がいろいろお盛んだったようでして。

こちらは昭和天皇が、香淳皇后と仲良くお抹茶を手に語らわれる貴重なショットなど。
ご降嫁された皇族の方に一時ご指導させて頂いた所縁で実現したらしいです。
先代の頃は、いろいろな方が茶室にお見えになったようで、その際のお写真拝見して、
みんなスーツ姿なのに、不思議と、皇族の方はそういった佇まいでいらして、武家の出の方はどこか羽織袴の似合う風情に見えてしまったのが面白かったです。
うちはもう全く至って普通のうちだけど、せっかく家にお茶の文化が伝えられてるんだから、できる範囲で勉強できればな~、なんて、ちょっと感慨深く思ったのでした。