昨夜は、録画しておいた「嘘の戦争」を視聴。
一緒に見ていた旦那は寝てしまったけど、私はものすごく面白かった(^^)。
日常で、旦那の反応を見ているのもとても面白い研究テーマかも(笑)。
前に、アニメ「銀魂」がはじめて映画化されたとき、担当会社がガンダムで有名な「サンライズ」であり、そこの「キャラの動き」にたいするスキルがものすごく高かった気がして、アクションに期待して見に行ったのだけど、一方、確かに腐っている世界からも「銀魂」を見ていたので、旦那は抵抗があったのか「俺は一緒に見に行ったりしないぞ」的なことを言った。
したがって、「銀魂」のファンだった高校生の甥っ子と見に行った。
可愛い高校生の甥っ子と映画見に行くのもすごく楽しかったけど、なるべく同じものを見て、価値観を共有しておきたい旦那と見れなかったのは残念だった。
で、その夜仕事から帰った旦那に、甥っ子と見に行ったことを話すと、なぜか激怒。
なんか、てっきり私が腐仲間とか一人でとか映画に行くと思っていたらしい。
次からは、「銀魂」は勿論、どんな映画でも一緒に見に来るようになった(笑)。
面白いオトコゴコロ。
と言っても、大抵一緒に見に行ってたし、見に行く映画はスターウォーズやインディジョーンズ、ロード・オブ・ザ・リングなど、ユニセックスな感じのものなので旦那に抵抗はないはずなのです。
あとは、家族でポケモン映画を見に行くのは恒例かな。
大抵、何処か映画が中だるみしたシーンで、旦那は寝る。
ホビットでは、いいシーンで、映画館がしーんとしてるときに、旦那のイビキが響いて冷や冷やした時があった。実際、重要なセリフが聞こえなくて思いっきりつねった覚えがある。
そんな旦那と、初めて恋愛要素の入った映画を見に行ったのが「図書館戦争LASTMISSION」。
初めて岡田君の出てる映画を劇場で見た。
軍師官兵衛あたりから夫婦で岡田君贔屓になり、フライ・ダディ・フライとかSPとか天地明察とか、レンタルしたり購入したりしながら見て回ってるんだけど、その後、「エヴェレスト神々の山嶺」とか、今回の「海賊とよばれた男」とか夫婦で劇場に見に出かけて、旦那が居眠りこいたのをほぼ見たことがない。
旦那を居眠りさせないとは…!
岡田准一、スゴイ男だ…!
きっとスターになるに違いない!
とか、ちょっと思ったかもしれない。私。で、余計ファンになったかもしれない(笑)。
思えば、旦那と結婚するとき、高校の同級生だったので、散々共通の友人から、旦那は私の好みから外れている、とはやし立てられたもんだった。
「駄目だよ、彼女の好みは草薙君なんだから!」とか、ジャイアンみたいな旦那は言われていた。気が付いたらその頃から私は草薙君が好きだったんだなぁ。
「嘘の戦争」では、草薙君演じる主人公は「嘘が嫌い」という決め台詞をもって詐欺を働くのだけれど、お話上、彼はホントに嘘が嫌いな設定なのだ。
自分に嘘を強要した、うそを言わされるきっかけを作った人々に嘘をもって復讐しようとする。
その復讐がどう成就されるか、というのも見どころなんだろうけど、むしろ、噓の嫌いな彼が、どこかで破綻しないか、それが私の萌えポイントだ。
ミソになるのはおそらく出演している女性陣。
一緒に詐欺の片棒を担いで主人公に尽くす美しい女詐欺師。
複雑な家庭事情を抱えながら健気に医者として職務に尽くす、復讐相手のお嬢様。
このお嬢様は、詐欺を働くために近づいた主人公に対して、どこか怪しいと思いつつ完全に惹かれている。
よくあることだけど、利用するつもりで近づいた彼女に、どこかで心の内を主人公が暴露してしまうのは物語の山場の一つになるだろう。
天才詐欺師として嘘を全うするのか、また敵に復讐を全うできるのか、ところどころ、詐欺についてはご都合主義も見えるけど、先が楽しみな展開なのだ。
それぞれのキャラクターに魅力があると思う。
草薙君は、詐欺師を演じつつ、その陰に隠れた主人公の心の葛藤も繊細に迫力をもって演じている。食えなさも、正体のわからなさもいろいろ含みながらなので、ほんとにすごいと思うけど、見ながらつい、これ、岡田君が演じたらまた面白いかも、と思ってしまった。
最近は、どんなドラマや映画を見ても、「もし、この役を岡田君が演じたら」をつい想像する。
こういうのは、ほかの俳優さんではあまり考えたことなかった。
それぞれの俳優さんはそれぞれ素晴らしくて、「嘘の戦争」ももちろん草薙君のはまり役だと思っている。今まではそれでよかったのだ。
いろんな俳優さんがいるけど、この人、こういうの演じさせたら流石だな、と感じるのでとどまってた。
私にとっては、岡田准一という俳優に対して感じる魅力はこういう不思議なもので。
今まで存分にいろいろな役を演じてきているのに、さらに、キャパシティがあるというか、今まで以上にさらに何かを見せてくれそうな演技者に見える。
あと、今回は覚書。
つらつらと、岡田くん映画で萌えたシーンなど。
永遠の0では、岡田准一演じる宮部を、当初ライバルとして憎んでいたかのような、後のヤクザ景浦。
自らを撃墜王だと自負していたのに、主人公宮部に敗れ、試され、プライドを傷つけられ、どうしようもない感情のくさびを打たれる。
いつか、殺してやろう(に近い)感情を抱いていたであろう彼が、彼が殺す前に、およそそんなことをしそうになかった宮部自身が特攻に向かうのを見て、それまでの感情が、完全に逆転する。
結局、宮部に届かぬまま死なれてしまった彼の晩年に現れたのは、その面影を残した、宮部の孫、健太郎。その孫自身が、宮部を臆病者呼ばわりする。
激怒する景浦。きっと景浦自身も、自らの感情がよくわかんなかったんじゃないか。
後に、健太郎が宮部の本当の姿を知り再度訪ねて来た時、自らの思い出を振り返り、景浦自身が、宮部に抱いていた感情を再確認する。
故に、健太郎を思わず抱擁してしまう。この、ほとばしるような男同士の思い入れに萌え。
景浦は奥さんと子供も命がけで守ってるしね。
こういうのたまらんです。
あくまで、私的見地ですけど。
それから、図書館戦争では、岡田君演じる堂上と小牧ね。
あと、堂上を慕う手塚ね。
郁との恋愛模様も面白いんだけど、この男の子たち同士の関係性も萌え。
岡田くん撃たれたときは、郁と声合わせて「どうじょうきょうかーん!」て、心の中で叫んでおったわ…。
あと、フライ・ダディ・フライの舜臣。
最初、ダメサラリーマンの鈴木を鍛え始めたときは、大人を試すつもりだったんだと思う。
自らの傷をいやすために、父親のいない彼はどこかで頼れる大人を探してた。
大人って、そういうもんだと考えたかった。
そうでなければ、自分も大人になるのにやるせない。
でも、あまり期待してなかったんだと思う。
予想に反して、ダメサラリーマン鈴木は頑張った(笑)。
修行の途中、木の上で夕陽を眺めながら、舜臣は鈴木に「守ってよ」っていう、このセリフが、鈴木を認めると同時に、彼の心情を象徴していて、見ていた私が陥落(笑)。
エヴェレストでは、カメラマン深町と登山家羽生の関係が、一部番宣でもうたわれたように、男同士の恋物語。でも、もっと熱くてもよかったのよ、私は(笑)。
でも、一番萌えたのは、羽生丈二と岸文太郎だったのですけどね。
「軍師官兵衛」では言わずもがな、官兵衛と家臣団の結束ぶりが萌えでしたが、
「海賊とよばれた男」では、とくに店主と甲賀に萌えました。
店主の後ろに甲賀控えてるんだもん。
特に何するわけじゃないんだけど、店主に何かあったら絶対面倒見るんだもん。
店主についてってるんだけど、やんわりたしなめもするし、お車に迎えに来るし、店主が鳥川にくってかかれば止めつつ守るんだもん。
もう、萌えだらけでした。小林さん、カッコいい…。