growingreedというのは日曜の深夜、岡田准一がやっているラジオ番組なんですけども。

いろんな分野の専門家ともいえる方々がゲストとして招かれて、岡田君とお得意の分野について語り合う、という趣旨の番組なんです。

ザ・プロファイラーと同じく、岡田君、うまくゲストの話を引き出して、興味深いお話が伺えるので、聞くたび、自分の世界が広がる感じで楽しいです。

旦那の帰宅時間如何によって聞けたり聞けなかったりなんですけど、毎回楽しみにしています。

 

ゲストの方々にも評判よくて。このラジオ番組。

招かれた方が興奮してブログで語られていたり。

招かれた後、語らった岡田准一の人となりを好意的に評していたり。

ファンとしてもうれしい番組。

このラジオつながりで岡田君のお仕事見てみても楽しいという。

主演映画の原作者の方も多々おいでになるので、作品の裏側も拝聴出来たり貴重です。

また、ザ・プロファイラーの方にもゲストで出られる方もいるので、また違った角度で岡田君とお話されてたりして面白いです。

今シーズンのザ・プロファイラーではニクソン大統領回でゲスト登場される田原総一朗さんともこのgrowingreedでお話伺ってます。

 

10/23のgrowingreedは写真家の篠山紀信さんでしたね。

冒頭から岡田君、「最近僕のこと撮ってくれないですね、またお願いしますよ」とおねだり。

紀信さんが「どうしたの、ひげ面のおじさんになっちゃって」みたいな勝手知ったるやり取りから始まり。

でも、自分から話振っといて、紀信さんが「あの頃の岡田君はホント美少年だった」というのを力説したいのに、恥ずかしいのか話そらすこと数度。

番組最後の方でようやく力説してもらってましたね(笑)。

私は今の岡田君の方が好きだけど、一般的にはやはり十年前くらいの岡田君は美しかったのだろうなぁと思います。

 

今の岡田君の体格は、もともと肩幅が広くて逆三角形の体格だったけど、ますます肩と胸まわりに厚みが増して逆三角形具合が強調されてますもんね。

紀信さんが海岸で岡田君を撮った10年前くらいは、岡田君、引き締まって絵的にいい体してました。舞台のエレクトラとかやってた頃なのかな。

でも、それなのに、今はない、少年ぽさというか、年齢としては少年じゃないんだけど、儚さとか危うさがあって、それが写真家としてはくすぐられたのかもしれないですね。

今は、グラビアとか見ても、目から見える表情が安定感があって、大人の色気。

全身体漂う雰囲気も自信を身につけた男の余裕みたいなのが感じられて、柔らかい感じに思われます。

 

でも、岡田君の置かれてる状況からすると、映画の主演するにも、主演し続けていつも話題の映画ばかりだからプレッシャーもすごいだろうし、ただチャレンジするだけじゃなくて、チャレンジしてさらに成功しなければ、企画を立てた周りの人の努力が無駄になるので、精神力が半端なく必要になってるような気がする。

映画界のライバルもすごい人ばかりだし、写真に写る岡田くんすら、きっと「大人の雰囲気を漂わせた演技をしてる岡田くん」なんだろうな、と思うと、すごいな、と。

私生活を見ても自由にならないし、歌手活動も手を抜かない。

整った顔で写る写真の奥にはやはり闇があるはずで、岡田君が大人になったとすれば、それを表に出さないすべを身につけた、ということなんだろうな、とか勝手に邪推しています(^^;)。

 

アイドルや俳優のグラビアなんて、全く興味がなくてあまり見たこともなかったけれど、最近、絵画の鑑賞のようにちょっと見入ってみたりすることがあります。

写真の後ろには、被写体の思いが隠れていて、撮られているときの感情とか佇まいが、言葉にならない何かを持っている気がする。

絵画は私の好きな絵が万人に受けてるわけではないんだけど、やはり、いいなあ!って思うものはいいと思ってる人も多かったりするのも事実。

昔、大泉洋が「水曜どうでしょう」のスピンオフか、四国お遍路に着想を得たホラードラマみたいなのやってるの見たとき、「この人、ただ人じゃない」と演技に驚嘆して、今はブルーリボンの主演男優賞をもらい、真田丸で堂々と演技してたりするのを見ると、やっぱりみんなも惹きつけられてるんだな、って思うけど、同じことが岡田くんにも言える。

 

ここ近年でじわじわと。

ファンとしてハマる、というのは図書館戦争でやられたけど、俳優として、タレントとして、というのは数年、プロファイラーを見て、官兵衛を見て、永遠の0を見て…じわじわと盛り上がってきたのでして。

祖母の世代が「裕次郎裕次郎」と言っているのを見て、そういうのを国民的スターというのだろうな、と思っていて、高倉健とか勝新太郎とか、時代を代表するような俳優って、どうやって生まれるんだろう、と思っていたけど。

この、岡田准一という俳優に、もしかしてその過程が見れるんじゃないかと、ものすごくワクワクしている。

彼の場合、アイドルとしても、MCとしても楽しみがあるし…

図書館戦争で共演していた石坂浩二が、ザ・プロファイラー出演時の岡田君をすごく誉めてたのを思い出します。司会者としてものすごく頭がいい、自分の果たすべき役割がよくわかっている、と。

でも、自分がやらなくちゃいけないことが分かっていても、人間そのようにはうまく動けないわけじゃないですか。

そこで、自分のやれる方法でそれを果たしていって、果たしていける人がその先に進んでいけるわけだけど、岡田准一は、期待されたように期待されたことを馬鹿正直にやっていく人だと思うんですよ。

それはそれは厳しい道だと思うんだけど、何処まで彼が戦っていけるのか、この先何十年もが楽しみなんです。

脇役も楽しみだし、悪役も楽しみだし。

けれども、ずっと主演であり続けられる人も稀有だし。

楽しみ。

 

紀信さんとの話で、現在やってらっしゃる展覧会の話で、写真を思いっきり引き伸ばしてみたら別の世界が見えた、というのはすごく面白いな、と思いました。

絵にしても、サイズを変えるだけで「こうだ」と思ってた既成概念て崩されるところあると思うんですよね。

そこから得られてインスピレーションで、また新しい想像の世界が生まれていく。

写真の鑑賞はよくわかりませんが、ちょっと拝見してみたいなぁと思いました。

最後に、「俺が岡田君を撮りたいっていうんじゃなくて、君の方から頼んでね」っていうのが興味深いなぁと思いました。岡田君が人の欲求に応えて自分をいろいろ変えるのを知っているんじゃないかな。

紀信さんは、素の岡田准一を撮りたいと思ったんじゃないかと思いました。