日本でもハロウィンて行事もだいぶ浸透してきましたよね。
ここ20年くらいのことでしょうか。
私が子供の時代はあまり日本では普及してませんでした。
旦那は、住んでたとこに割と外人さんが多かったので、やってたといってましたね。
かわいらしい外人の子供たちに、急に「トリックアトリート!」と訪ねて来られたおうちの方が目を白黒させていたとか(笑)。
今は夏が終わるとすぐ100円ショップにグッズが並びます。

麦とホップの岡田ドラキュラ。
見れば見るほどいい男です♡
両脇の、狼男がロシアのクオーター、悪魔の美女にアメリカのハーフ。
いずれも美男美女なのに、純日本人の岡田君が劣らず決まってるという(笑)。
ドラキュラのカッコしたイケメンは、たいていカッコよく見えるものではあるんですけど。
普段、アイラインだのカラーコンタクトだの、ビジュアル系の見せ方しない岡田君がやってくれると、なんかものすごく尊い(笑)。
CMあるなら早くやってくれないですかね~(#^^#)。
ぜひ動いているところを見てみたいもんです。

ハロウィンはもともとケルトのお祭りだといわれていますね。
ケルトの息吹が色濃く残るのはアイルランドですが、普及してるのもアイルランドからイギリス・アメリカ、もしくはその植民地だったところです。
世界の最果てと言われるアイルランド。
結構憧れてまして、一度は行ってみたいと思いますね。
荒涼とした、大西洋に面した切り立った海岸。
古い教会の墓地には、アイルランド独特のケルト十字。
写真見てても空気感が伝わってきそう。

ケルト民族はかつてヨーロッパを席巻していましたが、ゲルマン人の移動に伴って西へと移動していき、ローマに征服され、その文化は吸収されていってしまいました。
その文化の最後の灯が、西の果てアイルランドに残された、というわけです。

岡田くん扮するドラキュラですが、有名になったのは小説ですけど、そのモデルはワラキア公国(今のルーマニア)の君主ブラド公と言われています。
なかなか名君だったのですけど、その当時の強国オスマン帝国に抵抗するため、その使者を串刺しにしたことから、残酷なイメージがついてしまいました。
今では名誉回復されて、国を守るため戦った英雄として評価されています。
彼が、自分の呼び名として好んで使ったのが、ドラクル=ドラキュラ、なわけですけど、ドラクルの語源は竜。
キリスト教ではすっかり悪者で悪魔の化身として扱われてしまっていますが、元来ドラゴンはつ強者の代名詞であり、強さの象徴であったわけです。

また、浅野忠信さん扮する狼男。
こちらは、元をたどればバーサーカー、ベルセルクであり、強く神秘的な力を持つ、信仰の対象でありました。
メロディ洋子さん扮するデーモンも、古くギリシャにおいては信仰の対象である、英雄の魂と同義のダイモーンでありました。
そして、ハロウィーンと言えばジャックオーランタンですけど、こちらも鬼火と言われていますが、ハロウィンでは元の魔力を取り戻し、魔物を追い払う光であります。

キリスト教って、一神教であるがゆえに、教えを広めていくとき、どうしても土着の信仰を貶めていく結果になるわけですよね。
日本みたく、キリスト教もイスラム教も、八百万(やおろず)の神に二人加わっただけ、というとらえ方はできないんです。
忘れ去られたケルト民族の、ハロウィンという異教の祭りが、アイルランド移民から始まったアメリカで復活してから、昔の神が力を取り戻しつつあるのかもしれませんね。