昨日かな、BSプレミアムの予告が流れて、「ザ・プロファイラー」の岡田君がいっぱい見れて幸せでした(^^)。
しかも、題材がなんかイタリアだったり中世だったり、なんか鎧と剣、おまけにボウガンまで出てくる!
私のツボにはまりまくりです!
本放送は10/6かな、旦那と楽しみに見る予定です。

岡田くんが鎧着るっていうと、戦国の甲冑と日本刀、というイメージですが、今回は西洋の甲冑。
重さはどの程度のものかわかりませんが、それを身に付けても軽やかな動きで体の芯がぶれません。
両刃の剣を振るう岡田君を見てると、なんか無性にベルセルクって漫画が読みたくなりましたが(笑)。

西洋の鎧と日本の鎧、ロングソードと日本刀、両者は戦い方がヨーロッパと日本で違うがゆえに全く違う機能を持ち、求められる性能も異なります。
いずれも馬に乗ることを想定してることは変わんないんだけど、西洋の戦い方は突きと打撃がメインの攻撃となりますし、馬に乗ってるときは長ーい槍で付き合うこととか考えた鎧なので、もう、全身どうやって覆うか、機動性より防御力重視なわけです。
日本の鎧は突きに関しても考えてあるけど、むしろ斬撃に備えたもので、機動性を兼ね備えた性能を求められる気がする。
なんつーか、ゼロ戦もそうだけど、西洋の絶対の防御力の概念から考えると、攻撃は最大の防御也、ってのが武士の考え方だよね…。

だから、一番違うのは重騎兵がいるかいないかだと思うんだけど。軽騎兵とか騎士(日本なら武将?)の場合の装備はやはりある程度の機動性を確保することが要求されるけど、日本と違って西洋や中国の場合、重騎兵に相当するクラスがあって、攻撃より主に鉄壁の防御をで身を固めるための鎧が存在するので、ま、そこかな、と。

で、その鉄壁の防御を切り崩すために、西洋では棍棒などの打撃武器や柄の長い斧系の武器が日本に比べるとたくさん体系があるような気がしますね。
あんまりスマートでない武器たちだけど、実効性は抜群ですけどね。

で、剣の方ですが、西洋は刃が両方についているのが一般的な剣の形です。
切れるけど、切れ味は日本刀には遠く及ばないです。
でも、むしろ、切れなくなったら叩き切る、っていうかブッ叩く感じで使うらしく、5人も切ったら血油で切れなくなる日本刀より戦闘力は高いという人もいます。
レイピアのような細身の剣は突くことに特化していますが、ロングソードはふるって広い範囲を攻撃できることが強み。

日本刀は主に振り下ろし、鎧の隙間を狙ってついて切り付ける、最初の斬撃で戦闘力を奪う、等の使い方だけど、主に落馬した後に使う武器であって、本来、戦闘での武士の武器は槍ですね。
朱塗りの槍を持ってるやつが一番強い武将なんだけど、手柄を求めて狙われるポジションでもあって、日本の戦い方ってのも西洋と違って民族性が出るというか面白くてどんどん調べたくなります。

うん、でも西洋と東洋、どちらにも共通する概念があると思うんですよ、武器に関して。
それは、戦闘におけるメインの武器は槍だったり打撃系の武器だったりするのに、伝説の武器って剣がすごく多いんですよね。
例外的に北欧神話のオーディーンが持ってるグングニルとかギリシャ神話のトライデントとかありますけど、北欧神話では、トールが打撃武器でフレイが剣なんだよね。
このフレイは、この「勝利の剣」を失ったせいで神々の黄昏で倒れてしまう。
武器を取られちゃうのフレイだけなんで、逆に言うと、フレイが剣を失わなければヴァルハラの神々は滅び去ることはなかったわけで、剣は重要なアイテムというわけです。

日本でも槍より刀に魔力が宿ると思われていますよね。
古今東西、引きも切らずたくさんの名刀妖刀が存在してます。
神社のご神体になってたりするほど。
槍ってあんまり聞かないけど。
いつも身に帯びている剣にこそ、最後の守りとして、また身を守る神秘的な力を見出していたのかもしれませんね。

なんかのランキングで世界の伝説・名刀ベスト10みたいなの見ましたけど、必ず日本の正宗は入ってますね。
ランキングによって七支刀が入ってたり、軍刀が入ってたり妖刀が入ってたり。
前に、日本刀で弾丸が切れるかって試してて、見事、パカッと切れたことありました。
最先端のハイテク技術で、アメリカ式に特殊合金で日本刀作って、本家本元の日本刀と斬り比べしてましたが、本家日本刀の切れ味にはかないませんでしたね。
古来からの日本の技術に最先端の技術が及ばない。
これって、すごいことだと思いますよね~(^^)。

そういや、岡田君、何百年誰も振るったことのない名刀を振るって、名刀具合を確かめてた逸話がありましたね~。確か官兵衛時代です。
「ほんとに素晴らしい切れ味ですね」ってあくまで実践武器としての性能に評価を下す岡田准一に、刀の研究者とか雑誌の撮影の人が「あの刀何千万…」と青ざめてたとか(笑)。