道頓堀の太陽と暗闇〜5/27エディオンアリーナ TORU vsラ・ピート〜 | ハヤテのヲタ(アイドル・プロレス)修行中!

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堺・泉州ご当地アイドルCulumiのつっきーと道頓堀プロレスのガメラス選手を単推しッス!

この日は久しぶりに地元大阪でのヲタ活ということでメインの現場の前に超久々の現場に顔出して来た。

ま、他の試合は正直興味薄いんだが、メインのWDW選手権。

TORU vsラ・ピートは道頓堀プロレス古参ヲタとしてはどうしても見ておきたかったからだ。

実際、自分と同じ考えで久々に道頓堀プロレス見に来たって方とも会ったし。

長らく現場離れた自分が、そう思うぐらいだから現役バリバリで現場に通ってるプヲタにはもっともっと強い思い入れと戸惑いと期待が入り混じった複雑なカードだと思う。



あの頃の「蒼き超特急」は、すっかり「暗闇超特急」へと変貌を遂げていた。

一方の王者、TORUは相変わらずの愛されぶりである沢山の紙テープが舞っていた。





試合はチャンピオンの徹底した膝攻めに苦しむチャレンジャーという構図からスタート。




これでもかと多彩なバリエーションでチャレンジャーの膝を攻め続けるTORU。

その非情な攻めっぷりにどちらがヒールか分からなくなるほどだった。



ロープ際でもつれた際に上手くラ・ピートが場外戦に展開。



観客席に王者をぶん投げてからのエプロンからのダイビングダブルニー!

どれだけ膝を痛めつけられても、やはりラ・ピートの真骨頂は膝爆弾なのだ。



リングに戻ってからはフェイスバスター。


担ぎ上げ何かを狙うが…



TORUに回避され逆にまたもやローキック&ドラゴンスクリューの膝攻めコンボを喰らう。



からの〜足4の字固めとか高田延彦 vs武藤敬司を彷彿とさせる流れである。



試合は中盤から後半へ両者足を止めての打撃戦へ。

TORUが強烈なエルボーを放てば、ラ・ピートはTORUの土手っ腹に倍返し。





お互い致命傷のダメージを負わないように懸命に相手の必殺技を回避。

しかし、ペースを握ったのは



一瞬の隙を突いてRKOを決めたラ・ピート。

さらにハーフダウンの背後から後頭部にヒザ!




さらにラ・ピートの必殺パターンである

「眉山」からの

(この技やり始めた頃twitterで技名募集したっけなーとか一瞬思い出したw)




そしてトップロープからのダイビングダブルニーである。

しかし、この必殺パターンをもってしても3カウントは奪えず。





さらにもう一発を狙った所を雪崩式ブレンバスターに切り替えされる。




コーナー対角線上へのフロントスープレックスと畳み掛け。


TORU得意のシャイニングウィザードへと。




そして強烈無比なバズソーキック一閃!

ほぼこれで勝負あり。

なんとかカウント2で返したものの




強烈な垂直落下式ブレンバスターでフィニッシュ。




5/27 『浪速英雄伝』 
第7試合 メインイベント WDW選手権試合 時間無制限1本勝負 
<第5代王者> ◯  TORU (19分03秒、片エビ固め) <挑戦者>ラ・ピート ×
※垂直落下式ブレーンバスター



自分が通ってた頃の道頓堀の象徴は紛れもなく「蒼き超特急」でありWDW選手権者としてラ・ピートは正に道頓堀の太陽として輝いていた。

だが、時は流れ今やその役割はTORUが担っている。

TORUのその雰囲気イケメンの風貌や(失礼w)憎めない言動から誰からも愛されるチャンピオンでいてくれるであろう。


それに対抗する為か、闘いのステージをランクUPさせてメジャーの団体へと移っていったユニットの仲間へのジェラシーが、あの燦燦と輝いていたラ・ピートを暗闇に変えたのか…


それは自分みたいな現場離れたヲタクには分からない。

でも、これだけは言える。

やっぱりラ・ピートには暗黒より

能天気な雲ひとつない晴天に輝く夏の日差しが似合ってる。

道頓堀プロレス創成期にどんなに試合でクタクタになっても、試合終了後のファンのお見送りに笑顔で道頓堀アリーナの出口でファン一人一人と握手して記念撮影に応じていた君を自分は忘れない。

安直に

「あの頃は良かった」

なんて言わないけど、あの頃の輝きはホンマに太陽だった。


ただ、レスラーにキャラチェンジは付き物。

ヒールを経験した事でまたベビーにターンするも良し。

さらにヒールの道を突き進むも良し。

闘いの場を移し先にメジャーに行った盟友達を追っかけるも良しと思う。


そしてまたあのキラキラした笑顔でちびっ子達と握手してた頃のラ・ピートに戻って我々の前に戻って来てくれると信じてる。


そんな想いを込めたTORUのバズソーキックからの垂直落下式ブレンバスターなのかも?と勘ぐってみる。


また、何年後かに確実に見たいカードとなった事は確かである。



いつもなら日曜日は東京でヲタクしてる今の自分が、この試合見れた事自体が奇跡的なのだが、この二人の再戦なら何年後でも、奇跡的でも偶然でも無く


必然的に



観る事であろうと思う。