今回は土地の購入について失敗しない選び方についてお伝えします。

 

実際失敗してしまった土地の購入についてお話します。

私の母の土地のお話です。

母は今から45年程前に土地を購入しました。

その土地はなんと母と別人(全くの他人)が共有で所有しているのです。

所有権の持分が親兄弟でもない、知り合いでもない人間と共有している権利の土地を購入してしまっているのです。

母はこの土地の売却を何度か試みようと、共有している所有者の現住所やご子息などと連絡を取ろうとしましたがたどり着けず、売却どころかその共有者分の固定資産税まで母が何十年も負担している状態でした。

この件を最近私が知ってしまったので(母は私に報告すると怒られると思っていたそうです。実際、【何やってんの?えっ?】と言ってしまいましたが・・・)

この土地の売却を行うために今私があくせく動いている最中です。

 

所有者が不明の場合(今回は共有者)は、以前なら弁護士を雇ったり等してその人物を特定するなどを行い(多額の費用と日数がかかります)ましたが、近年は昔に比べ法令などが変わり売却等はまだ幾分やりやすくはなりましたが、もちろん簡単ではいきません。

 

母は45年前によくわかっていない状態でこの土地を契約しているので、同じ不動産業者を悪く言いたくはありませんが、相手を納得できていない状況で高額取引を行う行為をよくもまあできるなと憤りを感じます。

 

売買契約書や重要事項説明書という契約書に基づいて土地や建物は売買を行います。

不動産を購入する際はこの契約書も含めて膨大な知識が必要なので、ほとんどの方は不動産の内容について、理解できない状態で契約をしているのではないでしょうか。

 

私は私自身が心配性な事や将来売主様や買主様とのトラブルにならないように契約の際は、理解しにくい内容をとにかくわかりやすく、かつ土地や建物に何かしら物件のリスクがある場合は、何度も何度も説明して納得して捺印して頂くように努めております。

 

購入の際は大丈夫、大丈夫、問題はないと思っていても、次に売る場合に半値以下になってしまったり、契約内容を理解していなくて不動産に余分な費用がかかってしまうとせっかくの不動産購入が精神的に苦痛になってしまいます。

 

一番いいのは不動産取引の際に知り合いの不動産業者に、契約書の内容や物件を確認してもらうのがよいですが、知人がいる方は少ないと思いますので、私がこのブログでできるかぎり伝えていきたいと思います。